昨日、紹介したフィンランドの子どものアレルギー予防のための勧告論文の追加です。
2005年位から、世界中で確立してきた勧告に準じた内容になっています。
2005年位から、世界中で確立してきた勧告に準じた内容になっています。
フィンランドと日本の違いは、ダニアレルギーの影響がフィンランドで少ないことで、この論文でも、ダニを避ける努力(掃除やダニ対策)は、フィンランドでは有用ではないと書かれています。
また、ペットが持ち込む細菌類が、子どものアレルギー予防につながるとしています。予防を目的に、ペットを飼うとか、飼うのをやめるとかの変更を行うのは正しくないとしています。(影響の個人差について、触れています)子どもが生まれる前から飼っているペット飼育の変更は、フィンランドの場合は、不要とのことです。
妊娠中や授乳中の母親は、子どものアレルギー予防のために、母親が除去食をする必要はなく、母親自身に強いアレルギーが起きる食品があれば、それは避けると書いてあります。
子どもが生後6か月までは、母乳限定が望ましいが、6か月を過ぎたら、母乳限定は良くないと書かれています。
ミルクのアレルギーがある場合は、4-6か月では他の食品を導入してよいようです。4か月を過ぎて導入できるのは、ポテト、フルーツ、野菜で、5か月を過ぎたら魚、肉とあります。6か月をすぎたら、つぶしの固形食を導入するように書いてあります。パンの導入は10カ月です。欧米では、小麦のアレルギーは問題が多く、導入には慎重のようです。小麦は、大麦、ライ麦と成分が似ているようですが、小麦アレルギーでも、オート麦には反応がでにくいとあります。
食物アレルギーに関しては、多種類の厳密除去を避けるように書いてあります。
食物アレルギー症状が軽い場合、あるいは、多量に食べた時のみに症状がでるなら、除去をする必要はないとあります。
除去食を行う時は、タイムリミットを定めて、除去解除の計画をたてておくように指導しています。
ミルクアレルギーで、IgEが関与するのは7割、それ以外は3割としています。湿疹や腹痛は、IgEの関与は少なく、蕁麻疹や嘔吐はIgEが関与するとしています。