昨日、条件付け記憶について書きました。恐怖の脳が、どの部分で反応するかについて、fMRIで検討した結果でした。人の恐怖刺激は、扁桃体で感じています。恐怖時は、多くの報告で、皮膚伝動速度にも、変化が観察されています。
それでは、恐怖ではなく、性的刺激の場合は、どうなのでしょうか?性的刺激の条件付け実験の論文です。結果は、予想されるように、条件付け性的刺激に関しては、男性が脳の広範で反応し、大脳の関与が大きいようです。ソースは、J Sex Med2009;6:3071 PubMed19656273
眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%BC%E7%AA%A9%E5%89%8D%E9%A0%AD%E7%9A%AE%E8%B3%AA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%BC%E7%AA%A9%E5%89%8D%E9%A0%AD%E7%9A%AE%E8%B3%AA
今回の論文の人体実験のやり方ですが、条件付け刺激として、特定の数字を被検者に表示します(CS+)。8秒間の数値表示に引き続いて性的刺激の強い写真を見せます(US)。他の数値が表示される時は、次に普通の写真となり性的写真はでません。このようにして、男女20人づつに特定数値の条件付けを行います。次に、数字のみを出してテストをします。この時の脳の変化をfMRIや被検者の様子観察を行い、数値に反応するかを評価します。
テストの時には、男女とも、数値に対し反応する人と、数値のみでは反応しない人がいました。この違いは、fMRIの所見にも差がでました。fMRIに差が出た脳部位は、線条体、眼窩前頭皮質、後頭葉皮質でした。つまり、数値のみに反応する人は、大脳皮質に関与の差がありました。
男性では、女性と比べると、扁桃体、視床、脳幹部位に反応が強くでました。男性は、女性より広範の脳部位に反応が高まっていました。
男性では、女性と比べると、扁桃体、視床、脳幹部位に反応が強くでました。男性は、女性より広範の脳部位に反応が高まっていました。
皮膚伝動速度の測定においては、条件付けによる違いがでませんでした。
予想をするという脳作業は、条件付けに大事な促進力となるものでした。