ピッツバーグ大学からの報告です。うつ病の新規薬剤が増えたとは言え、効かない人がいて、医学界が悩んでいます。視床下部ー下垂体ー副腎axis(軸)と呼ばれる体内生命線がありますが、人のストレスに対抗する働きです。ところが、うつ病では、これが過度に反応していると考えられているようです。
 
一般的に使われる抗うつ剤に反応のない難治性のうつ病に、内分泌物質の治療効果が期待されている。副腎由来物質、甲状腺ホルモン、性腺刺激ホルモンなどが、治療薬として候補となる。副腎機能を抑える薬剤に、有効性がありそうだ。エストロゲンは、閉経期の軽症うつの女性で一部有効な場合があるが、大うつ病には効果がない。テストステロン(男性ホルモン)の効果は、良いとするもの、効果がないとするものと、結果は不定である。副腎由来のデハイドロエピアンドロステロンには、抗うつ作用が期待できるものがある。J Psychosoc Nurs Ment Health Serv. 2010 Dec;48(12):13