横浜そごう美術館で、鏑木清方を中心にした近代日本画の美術展が開催されています。これらの心揺さぶられる美しい絵画に、女性の不安を垣間見ることができます。女性の不安な心は、芸術として高められる素材なのでしょう。
これは、薄雪と題された作品です。
これは、薄雪と題された作品です。

(もし、こうした部分図をネットにのせて良いのかはわかりませんが・・・、著作権は大丈夫でしょうか?)。
この男性は帯刀を許された裕福な商人なのでしょうか?女性は人妻風です。この絵の二人は、逃避行の果て、この先の人生は闇の様子です。昔は、この状況では、生き延びれない社会だったでしょう。そんな最後の時ですら、男性の右手は、軽く女性の肩に触れ、男性の絶望・後悔・自己嫌悪が感じられます。
一方、女性は、ただただ不安におののく様子です。頼りと思った男性が、あてにならないことにとまどってもいるでしょう。男は、せめて強く女性を抱擁して、最後の温かさを与えてほしいと思わざるをえません。でも、男性にはそれができません・・・。
現代に生きる女性でも、男性に頼り、男性の判断に左右されます。それを待つ毎日は、女性を不安にします。心中、道行とまではいかなくても、現代でも、追い詰めら....れた状況の時や、男性を頼れないと思った瞬間、女性は不安の極みに追いやられます。
女性の心の病気は、取り巻く環境が悪いと起きやすく、思春期、更年期にやや軽いピークを持つものの、全年齢で起きています。心を押しつぶす人生のイベントが起きる時期は個々の人で異なります。
しかし、この時代と比べると、今は、少しは女性も変わりました。こうした状況の時、男性が女性を抱かないなら、女性が男性を抱いてしまうとか!、あるいは、愛想をつかした女性が、片手を握とうとする男性の手をふり払うとか、いろいろな状況が想像できます。しかし、そうなると、芸術としては昇華できないかも・・・・。
いづれにしろ、こうした絵画を鑑賞しながら、いろいろな女性の不安が想定できます。不安状態をつづけることは、心のエネルギーを失いますので、避けるべく工夫して行きたいですね。
不安にさせる材料にしっかり気付くことも、不安解消に効果があるものです。