


この三重塔は、もともと京都の一条大宮にあったものを治承2年(1178)に移築したとされている
海住山寺の五重塔のように初層には心柱がなく天井上から立てられていて、1階はもともとのご本尊
薬師如来像が安置され、太陽の昇る東にいて西方浄土へ進むための力(薬)を与えて下さるとか
毎月の8日とお彼岸の中日、お正月の3ケ日(ただし天気の良い日に限る)に開帳されるようです
僧が坊舎や塔を立てて信仰を集めていたようで、現在この辺りを「当尾(とうの)」と呼びますが
これは「塔の尾根」がなまって「とうお」と呼ばれるようになったと書かれている説明板がありました
寺の縁起には、聖武天皇が行基に命じて建立させたのが始まりとありますが、奈良・当麻の僧・義明が
薬師如来を安置して開基したことを伝えているそうです
「浄瑠璃寺」の名前は、薬師如来がおられる浄土「浄瑠璃世界」に因んだものだそうです
そして、梵字の阿をかたどったといわれる宝池の西側に、九体の阿弥陀如来を並べて安置する横長の
本堂「九体阿弥陀堂」があります・・・9体もの阿弥陀仏というのは、人が現世から阿弥陀如来の
極楽浄土へ生まれ変わる(極楽往生)には、9つの段階・種類があるという考え方(九品往生)による
と云う事だそうです・・・・・ということで、平安後期の浄土庭園の形式をなしています
ここも長らく、興福寺の末寺だったのですが、現在は奈良・西大寺に属する真言律宗の寺院です
確か、学校の国語の教科書でお目にかかったお寺だなぁ、と思い出していました・「浄瑠璃寺の春」






鎌倉時代の作で、安置する九体阿弥陀堂ともども国宝です
九体阿弥陀堂というのは、現存する唯一の遺構でもあるそうです(1体1体の如来の前に扉を有する)

五穀豊穣、天下泰平、豊かな暮らしと平和を授ける幸福の女神さまで、重要文化財です
もちろん、撮影は出来ないので購入した写真のコピーですよ

ちなみに、海住山寺は第三番、岩船寺は第四番です
関西花の寺二十五ケ所霊場にも含まれていて、もうすぐ紫陽花が咲いてきますね(今はツツジです)
また、この辺りには多数の石仏が道端に祀られています、昔それを巡りに歩いたことがあります
「当尾の石仏めぐり」と云うそうですが、その当時はあまり興味もなかったので只のハイキングでした
「当尾の石仏めぐり」と云うそうですが、その当時はあまり興味もなかったので只のハイキングでした




