色・形・質の対立要素をまとめる・・・・・。
ソリッド、スウィート、シャープ、エアリーなどものやデザインの特徴を表現する基本的なイメージ。色・形・質感ごとに対立要素をまとめる。見た目の印象が味覚や、触感の比喩として、いくつものイメージ用語になっているのがわかる。
デザインの基礎要素を色彩と造形に分けて、イメージ用語をまとめよう。色彩イメージは色彩学のカラーチャートと同じ考えを図式化しておく。
色彩では、暖色系、寒色系という基本の言葉がそのままウォームとクールの訳語だけれど、それぞれ系統にはニュアンスのあるイメージがある。ペールやディープやヘビーなどは暖色系にも寒色系にも使われる。
ポップは蛍光色のような明るくはじける色で、ディープ(深い)ともペール(淡い)ともストロング(強い)とも異なる。暖色系の中にあるのはスィート(甘い)とビター(苦い)、マイルド(なめらか)とホット(辛い)だ。
このように色(視覚)から感じるイメージは味覚や触感に置き換えて表現されることが多い。
苦味タイプのチョコレートから来るビターは、焦げ茶色が基本だから暖色系に限られる。スィートは甘い菓子、キャンディーの色でもあるので、ピンクやローズ色の暖色を基本としながらも、淡い寒色系にも言う。
マイルドは明るく濁ったベージュからライトブラウンの印象なのに対して、ホットは、はっきりと鮮やかな赤のイメージに限定されて使われる。唐辛子の色だ。
皮膚感覚で表現されたクールとウォームは造形イメージにも使われていて、色と質の両面から本質が絞られる。
次に造形要素のイメージをまとめておこう。始めにごく基本的な区別として、人工的=幾科学的か、自然=有機的かという設定を設けておくと、該当するイメージ用語は少なくても、デザインや装飾の大体が分かると思う。
さらに、デザインを立体的なものと想定すると、素材感や質感が浮上する。
それをすくいとるために、重い/軽い、硬い/やわらかい(軟)という2本の軸で視覚的イメージから触覚的イメージに広げていく。
このように色や形にも対になるイメージ要素があることが分かる。身の回りのあらゆるものを見るときにそういうものの見方をしてみると面白い。
さて、以前にも書いたが、シャネルのイメージはなぜ白黒か・・・・?
実はシャネルは幼い時修道院で育った。修道院ではシスターは白と黒の衣装だ。
そう!!禁欲だ!
幼いころからそれを見て育ってきた。
だから、シャネルのデザインの根本は白と黒なのだ。
これが根っこにある美意識というものだ。
さあ!あなたの根っこにある美意識とは・・・・?
美意識のすすめ。
