初めて、夫の浮気を知ったときの


ハンマーで殴られたかのような衝撃。


熱くなったり寒くなったりして、止まらない体の震え。


忘れもしません。




心から信頼している人に裏切られると、


人ってこうなるんだなぁ。


ていうか、「ハンマーに殴られたかの衝撃」って


こういう感じか~


などと、ぼんやり認識できるようになったのは


ずっと後のことです。




それまでの20何年間、


思えば本当にノー天気に生き過ぎてきたのかもしれません。


人生でうまくいかないことや、恋愛で苦しんだことももちろんありましたが、


本当の意味で裏切られることはなかった。




結局結婚はしなかったけれど、長ーく付き合っていた別の彼には


とても大切にしてもらって、浮気なんて遠くの世界の話だと思っていました。


今思うと、私は彼の努力を「当然のこと」と横柄に流してしまっていた。


今さら彼に戻りたいなんて思ってはいないけれど、


あの誠意を大事にできなかったことだけが心残りです。




“病めるときも健やかなるときも、

死がふたりを分かつまで、

愛し慈しみ貞節を守ることをここに誓います”




伴侶を100%信じて、その行動に期待する。


私の中での「当たり前」が打ち砕かれたのは


入籍後、2週間もたたない間のことでした。