わたしは前職で商品を売るために
接客をしたことがあります。

メーカー勤務の時には
自社商品のテーブルウエアを。

ヨーロッパのライフスタイル用品を
輸入販売する会社では
リネン製品を。



デザインを担当していたので
自分が作ったカタログやパッケージをお客さんが持ち帰る風景もたくさん見ました。


どちらも高価格帯なものだったので
ちょっと見て、試しに買ってみようかな〜
なんて風には買ってくれません。
(たまにはいるけど)



ゴリ押しの接客なんてしませんが
かといって
売る気がなくても売れません。


で、思うのは
売れるお店は接客がいい。


商品もいいけど
やっぱり接客もいい。


接客をカバーできるのがブランド力でも
あるのかな、と思うけど

やっぱり売る人によって
変わるよね。


それは
価格が高ければ高いほど。


お金持ちのマダムは特に
気に入った人がいる時に
買いに来る

商品そのものが欲しいっていうのもあるけど
買い物する時間とか会話を楽しむ、
みたいな。

だから商品にお金払うってよりは
好きな販売員に払う感覚も
あるのではないかな、
と思うのです。



このお茶も、もともと好きなんだけど
(パッケージマニアだから)
お茶ラブなお兄さんとのトークが楽しくて買っちゃったわ





なんの話ですか?
って感じなんだけど


今仕事で商品カタログ
を作りながら

改めて
デザインって一つの接客だな〜
って思ったんだ


どんな想いで作られて
どんな場所で作られて
どんな風に使ったらいいか
わかりやすく目につくパンフレットを作りたい



もらった資料だけじゃなくって
ネットで調べられるのはとことん調べて
SNSで使ってる人の投稿もチェックして
お客さんがその商品の
何に気持ちが引っかかるのか

調べて
知れば知るほど
自分の愛着も湧いてくるよね




わたし作ったパンフレットが
どこかでちゃんと
愛のある接客をしてくれるように

そんな想いで作っています。




接客業って
めっちゃ大変


なのに社会的に結構軽い扱いを
受けがちだとも思う

でもさ
接客によって売上も変わるんだから
やっぱり大事なんだよね


普通のデザイナーは接客なんてしませんが
わたしは
マジで接客できてよかった!
と今、心から思います笑