<2からの続き>


(前置き:やっぱり長くなりました)


あとは祝島の島内を散策すればいい時間になるかなと思い、岸壁を離れた僕は駐在所へ出頭…ではなく、島の地図をどこかでもらえないか聞きに行きました(・∀・)


これまた人のよさそ~うな警官のおっちゃんが対応してくれて、隣の公民館1階で観光地図をくれるということを教えてくれました。


で、訪れて尋ねると地図には無料のペラッとしたものと100円のちょっとよさげなものがあったので、100円でも何かの足しになればと後者をもらいました^^


あとはそれを見ながら本格的に散策開始~☆


さすがに2時間弱では島内全ては見切れないので、住宅地の広がる船着場周辺に絞って歩いてみることにしました(・ω・)/


この集落内の壁は冬の強い季節風を防ぐために石を積んだ練塀になっているようで、島に着いたときから風情があるなあと思っていましたが、小道を入っていくとそれがまた色々な表情を見せてくれました☆


Maybe,someday.


こういう路地ってわくわくしますね^^


Maybe,someday.


沖縄を彷彿とさせますね~(´∀`)


シーサーがいて赤瓦だったら完璧☆


Maybe,someday.


思いの外、閉鎖的な風景が続くんですが、確かに季節風にさらされることを考えると詰めて建てたほうが効率的なんでしょうね。


Maybe,someday.


ここまで登ると漁師町ってことを思い出します☆


で、こんな出会いも^^


Maybe,someday.


祝島には猫も多いそうです。


途中、カメラを向けると逃げてしまう子もいましたが、この親子は擦り寄ってきてくれました♪


もう子猫もだいぶ大きかったんですが、親猫に「乳くれ~」としつこくまとわりついてました(`∀´)


Maybe,someday.


途中には、というか街の掲示板のあちこちにはやはり原発関係の張り紙。


「中電さん、さようなら」の文字も。


本当にさようならしたい。


少なくとも、上関からはさっさとさようならしてほしい。


どこを目指すでもなく坂を上っていくと、中学校(リーフレットには休校中と書いてある)と小学校があって、そのもう少し上からカメラを向けてみると。


Maybe,someday.


う~ん、上から予定地方向を見ると距離感がリアル。


ここが本当に何の心配も無く美しい海を眺められる場所であってほしいと感じました。


Maybe,someday.


小学校方面。


パノラマ写真を撮れる機種ではないので、断片的ではありますが、こうして眺めてみるとそこそこ集落としては大きい島なんだなということが分かります(・ω・)


多分真正面が船着場☆


グラウンドの手前には中学校があるんですが、そこの校庭に面白いものを見つけました。


Maybe,someday.


と…ともだち!!Σ(゚д゚;)


あ、分からなかったらスルーでいいです(笑


●世紀少年を読んでたらこれには必ず反応すると思うんですよ。


場所が学校だし、振り返ると屋上あたりに“ともだち”がいそうな雰囲気でした☆


その後はグラウンドを横切って、また住宅地のほうへ下りていきます。


Maybe,someday.


暑い階段で頑張るショウリョウバッタ(かなり大きいけど合ってる?)との出会いも。


ちなみに僕も暑い階段でまた身体を折り曲げて撮影頑張りました…。


Maybe,someday.


石の練塀はカーブミラーにも☆


Maybe,someday.


いかにも年代物の井戸。


伏流水を汲み上げてるんでしょうね^^


島自体も大きく、山を背にしているので真水もそこそこありそうです☆


あとはプラプラと路地を歩いているといい時間になってきたので、船着場近辺で時間を潰すことにしました(´`)




港の階段に座ってぼんやりと空や海を眺めて過ごす一時…。


Maybe,someday.


近くでは島の人なのか観光なのか分かりませんが、親子連れで楽しそうにこの島を満喫している様子も見られました。


お父さんは釣り、子ども二人は港内で泳いだり水遊び、お母さんは子どもの相手みたいな感じ(´∀`)


豊かだ。


街の様子があまりに魅力的で写真を撮ることに夢中になったので、ろくに地図に書いてある観光地を回ってないですが、こういうのもいいなと感じました(^_^;)


是非また来てみたいと思いますし、その時はもっと長い時間をかけて滞在できたらいいと思います♪


レンタサイクルもあるみたいなので、次は借りてみようかな☆


船の時間が12時半で、その時間が近づくと今度はじっくり海の中を眺めてみることにしたんですが、これまた綺麗(*^o^*)


Maybe,someday.


スズメダイ(多分)がたくさん泳いでます☆


よく目をこらすと…


Maybe,someday.


イカ!Σ(・ω・ノ)ノ!


そういえば10月1日からアオリイカ釣りが解禁になるとか連絡船の張り紙に書いてあったっけ(・∀・)


でもなかなか海の中にいるイカなんてそうそう見ないよ~^^;


と思ってたら、連絡船の近くにいた乗客のおっちゃんが、「おお、もうようけイカがきちょるじゃ(`∀´)」の一言。


「はて?」という顔をしていると、あれあれと教えてくれたのが、


Maybe,someday.


分かるかな…海の中にツブツブと見える小さい薄黒い陰…。


これでも望遠レンズ×偏向フィルターで写真としてはだいぶ見えやすくなった方なんですが(-。-;)


とにかく、30~40ぐらいの陰が港内にあって、もうかなりいい形になってきているようです☆


釣る時の様子や食べる時の様子を楽しそうに語るおっちゃん。


来月にはまだ大きくなって姿を現すそうな^^


うまそうじゃねえか(´□`)


じゅるりと涎を飲み込んでいると、おっちゃんは足元にも小さいイカがいて、そいつはどうやら群れているメバルの稚魚を狙ってるんだということも教えてくれました。


4へえ(古い)。


でもこうして見ず知らずの人間でもすぐ仲良くなれてしまうのが田舎のよさであり、更に離島ともなるとよりそれがパワーアップするんだなあと今回の旅でつくづく感じました☆


そして話しているうちに船のエンジンがかかり汽笛が鳴り、おっちゃんと僕は置いていかれ…るはずもなく、無事に乗り込んで名残惜しい祝島を後にしましたとさ(´∀`)


また行きたいと思います。




※おまけ


もう9月なので、こんなのもいっぱいいましたーΣ(・ω・;|||


Maybe,someday.


もっと大きいのもいましたけどね(笑


まあ、これもいわば瀬戸内のお掃除屋さん、自然豊かな証拠ってことで~。



これらの曲を、特別な思いをもって聴いたり、琴線に触れる音楽として聴いたりする人がきっと多くいる。

そんな気がするだけだけど、実際そうだとしたら感性を共有しているようで嬉しい。







<1からの続き>


Maybe,someday.


船着場☆


Maybe,someday.


祝島に着いた僕は、こじんまりとしたいい街だなと思いながら、とりあえず島から原発の建設予定地がどういうふうに見えるのかを確認するために、ぶらぶらと港からテトラポットの並ぶ岸壁のほうへ歩きました(・∀・)


途中、反対派の中心的存在とも言える漁協の近くにはこんな看板や風景。


Maybe,someday.


Maybe,someday.


そりゃ近海での漁業を生業としているのに、埋め立て・建設・取水・温排水によって海が汚されたら被害は甚大なものになることは決まってます。


希少な生物は言うまでも無く、島や近隣に暮らす人の日常を支える魚までも奪う可能性が高いものを「はい、そうですか」と建てさせるわけにはいかない。


これらの光景は、住民の方の切実さの現れであり、深く印象に残りました。


そしてまた歩を進めて、交番や公民館の前を通ると埠頭のような場所に出たので、そこから対岸に映る予定地を撮ってみました。


Maybe,someday.


近い…。


もちろん、遠かったり見えないところにあればいいなんてものでもないですが、遮る物も無い海の真向かいに原発が建つようなことになれば、穏やかでいられないのも当然だと思いました。


そして50°ぐらい視点を西側にずらしてみます。


Maybe,someday.


彼方には光市が見えます。


Maybe,someday.


このように上関町長島の先端に原発が建てば、瀬戸内を望む周辺市町村にとって、かなりの確率で海の向こうに原発とこんにちはする状態になるので、3.11以降、計画凍結の意見書を出す自治体が増えました。


気付くのが遅すぎるぐらいですが。


ただでさえ愛媛の伊方原発がこっち側を向いているというのに、これ以上そんな危ないもんいるかと思います。


確かに、地震保険も全国トップクラスで安いこの地方ではありますが、地震が起きにくい事実にあぐらをかいていたら福島の二の舞は避けられません。


まさかの瀬戸内海の内側で地震・津波被害でもあって、福島同様SBOなんて起こった日にはどうしてくれるのでしょうか。


放射能を含んだ水が流れの緩やかな瀬戸内海に流れ出た場合、瀬戸内海の水が全て入れ替わるには1~2年を要するということなので、瀬戸内の漁場は数年間、あるいは十数年間その脅威にさらされてほぼ使い物にならなくなるでしょう。


その前に住めなくなるでしょうけどね。


どう考えたって、僕の中では、


上関原発、ダメ、ゼッタイ。


ノーモア原発。


と、美しい景色に癒されながらも意識を新たにしたところで、街の散策に乗り出すことにしました☆




実際のところ、僕はけっこう危機感を持って船に乗り込んだんですが、着いてみると街の雰囲気は大変柔和なもので、すごく癒されました(´∀`)


すれ違う人も老若男女問わず温和に挨拶をしてくださって、とても心地よかったです(´□`。)


例えば、登山ですれ違う人が互いに挨拶を交わすような感覚。


今という時間を、同じ島で過ごす仲間としての連帯感を感じさせてくれるような感覚でした。


港で海に飛び込んで遊んでた10代後半の高校生のような若者がいたんですが、そんな年代の男子から挨拶されたのなんて何年ぶりだと思いましたね(笑


それに、最近は話題の土地ということもあってか、観光で来る人も多いような雰囲気でしたし、島を訪れた人に抵抗無く接する土壌ができているのかもしれません。


もっと原発反対が全面に押し出された緊張感のある雰囲気かと思ったんですけど、恐らく平日の昼間ということもあり、皆さん漁や買出しに出られていたんでしょう。


もし反対運動の決起集会でもされていたら参加する気満々だったんですが(笑


尤も、普段からずっと気を張り詰めていては疲弊してしまうのも事実だなと思いました。


きっと、普段は島ならではの穏やかな生活の中で、要所を締めて機運を高め、自分達の生活を守る努力をされているんでしょうね(`Д´)ノオー




で、つい長くなりましたが街の様子☆


Maybe,someday.


干されるタコの足~☆


海の幸がいちいちうまそうだ…(゜ρ゜)


Maybe,someday.

干される何か。


原発予定地の写真撮るのに一生懸命でよく見なかったけど何だったんだろう(。・д・。)


Maybe,someday.


葉っぱで覆われた農協の建物の前で元気に咲くちっちゃい向日葵(・ω・)


9月ですが、まだ夏だなあと思いました。


ちなみに、これ撮るために道路に座って空を仰ぐように身体を捻じ曲げてると、通りかかったおばちゃんに笑われました(ノДT)笑


それでもくじけずに、祝島レポート、まだ続けたいと思います(*^o^*)


<3につづく>


※3は文章はできるだけ控えて写真レポ的なものになる予定(あくまで「予定」)。