一昨日はとてもよい天気だったので、下関市豊田町にある華山(げざん:713m)と、道の駅・蛍街道西ノ市にお出かけ。


華山には車で登れるらしく、手軽にいい景色が撮れたらいいと期待。


そしてそのまま道の駅にある温泉に浸かってほっこりいい気分で帰ろうという算段だ。





豊田町までは防府から60kmぐらいなので、1時間ちょいで着く。


一度山に登る前に、文字通り道の確認に道の駅に寄ると、さすが温泉付きで広く、割と新しい道の駅だけあってほぼ満車状態。


温泉やら土産物目当てで、自家用車から観光バスまで所狭しと駐車されている状態だった。


帰りがけ入れるかな…と心配しつつも、日が傾くのが早いこの季節は山に早く登っておきたいのですぐ出発。





登り口もそれほど苦労せずに見つけられたので、やや狭い道をすいすい。


途中に徳仙の滝というのがあったので寄ってみたのだが、不幸にもここの超狭い駐車場で、切り替えし中にリアバンパーを擦ってしまい、写真を落ち着いて撮るどころではなかった。


バックしてる時に、死角になってるとこに出っ張った岩に気付かなかったんだよ…大ショック。


目立たないけど、1cm程度のちっちゃい擦り傷が3、4個付いてしまった…。


あまりセダンタイプの車で行くことはお勧めできない滝であった。


ともあれ、そうなってしまった以上は、その気落ちを消せるぐらいの材料が必要だ。


尚更景色に期待がかかるぞ。





山道は細く長く、時々谷の横なのにガードレールが無かったり、落ちてきた小岩が転がってたり。


もちろんすれ違いは決まったところでないと不可で、カーブも連続。


だいたい7kmぐらい登らないといけなかったのかな~。


なかなかストレスの溜まる道だったけど、途中からふもとの景色も見え始め、ワクワクする。


頂上の1km程度手前にある公園では、2匹犬を散歩させてるおばちゃんがいて…と思ったら、1匹は鹿だったからびっくりした…。


ハウンド系のでっかい犬の見間違いだろうと思って二度見&ガン見したけど、やっぱり鹿だった。


犬と同じように綱で繋がれてたけど…あれって鳥獣保護法的に大丈夫なのか?





山頂付近にはNHK等の鉄塔がいくつも立っていて、パラグライダーが飛び立つ台も設けられている。


実際の山頂はそこではなく、もう少し離れた所にある東屋が建っている所なので勘違いしないようにしたい。


ちなみに、この日は風が強くすんご~~~く寒い日だったので、晴れていても山頂は凍えるようであった。


多分ふもとで13~14度ぐらいの日だったので、恐らく山頂は10度弱。


強風も吹いて体感温度はもうちょっと下、といったところかな。


厚着していったつもりだけど、露出した手の毛細血管は、ちょろちょろと水が流れる手水の如く寂しい血流になっていたに違いない。


さていつも通り前置きが長くなったところでお待ちかね。


こんな所でした。


Maybe,someday.


↑阿知須・宇部方面。


Maybe,someday.


↑下関・九州方面。


周囲にそこまで高い山が無く、ほぼ360°のパノラマだったので、ふもとから遠くの町までよ~く見渡せたんだけど、こんな所まで見えたのはびっくりした。


Maybe,someday.


↑宇部興産美祢工場の煙突(直線距離で15km)。


Maybe,someday.


↑先日も夜景を載せた角島大橋と風力発電の風車(25km)。


Maybe,someday.


↑下関・長府の火力発電所(25km)。


Maybe,someday.


↑山口市阿知須のきららドーム(右側の白いポツン:37km)。


あと、秋吉台(25km)も見えたけど、それは鉄塔と被ったので割愛。


山口県の3分の1がこの山から見渡せるなんてすごいことだ。


特に瀬戸内側の街が点在する様子は分かりやすい。


寒かったけど、興奮で一瞬温まったよ。


でも、やっぱり寒かったから、温まることをしました。


一人、誰もいない山頂で。


この日一番の力作写真を見るがいい。












Maybe,someday.


てーーーーーーいっ!


(ズシャ…)


※10秒セルフタイマー使用、撮り直し回数15回前後、筋肉痛下半身全般、皇潤を使い始めるまでの日数10日減。


もうねえ、なかなかシャッターと息が合わなかったり、理想の形に撮れなかったりで苦労したよ。


しかも、岩の向こうは下り坂だから低いし、怪我しても多分すぐには誰も助けに来ないし。


ヒーハーいいながら岩とカメラの間を往復すること十数回…身体を張った一枚だよ。


その証拠の一枚も載せておこう。


Maybe,someday.


跳ぶのが遅すぎた…楽譜の四分休符かっ。


そして燃え尽きた様子↓


Maybe,someday.


ここまでやったんだからさぞかしご覧の皆様にも満足していただけたことであろう。


好きでやっていることなのではあるが、決してこの様子を俯瞰して「よく一人で盛り上がってやるね」などという突っ込みを入れることだけはやめていただきたい。


一人っ子というものは、一人遊びが得意なものなのだから。


納得のいく眺望を目にし、納得のいく1枚を撮れて満足したので、あとはスイスイ華山を下山。


車を擦ったのは最悪だったが、県内のお気に入りポイントを一つ脳内ブックマークに追加できたので、これはこれでいい日だったと思う。


道の駅の温泉のことは改めて携帯から更新します。