今日は防府・末田の壺まつり1日目^^
末田は防府でも窯業が盛んな地域で、焼物中心に毎年春秋2回壺まつりをやってるよ。
春は行きそびれたからな~…天気も雨予報の割には晴れてるし行くことにした(。・ω・)ノ
近隣の県や市町村からも出店があって、陶磁器好きには嬉しいイベント☆
でも前に行ったのはもう十数年前かな…親にえらく立派な陶器のミニ兜(木箱付き)を買ってもらい喜んだのを覚えてる。
その兜もいつぞやの夜にピアノの天板から床に落ちて割れてしまったけど(iДi)
十数年ぶりに、地元で素敵な焼物に出会う旅に出たってことでその記録^^
場所はJR山陽本線でいうところの防府と富海の間。
車だと、旧国道2号線を防府の市街地から周南方面に向けて走らせ、富海に抜けるトンネルの手前のあたりが末田。
旧国道沿いには(有)末田窯業があってまつりの本部も設置されているし、駐車場もあるので分かりやすいと思う。
旧国道からまつりの「下の会場」を見た様子。
パッと見、テントだけを見るとショボく見えるけど、窯元の場所は点在しているのでまつりのエリアは広い☆
もらった案内図を見ると(有)末田窯業の他に5つの窯元が記載されていて、それぞれの場所が会場になっている様子。
ちなみに「下の会場」は、説明によると「今も登り窯で蛸壺を焼いている文化的遺産の窯元」である真山窯の前で開かれている会場のようだ☆
子どものころ来た時はこの「下の会場」に下りていったイメージが強いので自然と足もそちらに。
なんか陶磁器以外もたくさん並んでてバザー会場みたいだった(笑
骨董品の委託販売みたいなのもやってたよ。
これが多分真山窯。
立派な登り窯だなあ(・∀・)
全部を回りきるつもりは無いけど、これといった焼物に出会えるまでトコトコ歩く☆
「スタンド・バイ・ミー」的な…。
ザ・窯業地域。
「いらっしゃいませー」。
で、説明書き曰く「創業百年余りの窯元/まつりの事務局」である堀越窯にたどり着く。
外見、ボロお洒落!(失礼)
内装、リアルお洒落!!(失礼)
結論から言うと、ここで湯飲みに使うつもりでビアカップを買いました(ビールは飲めないが気に入ったので)。
それは後ほどアップします。
あと、同じ敷地内のプレハブでもあるものを買ったんですが、それは機会を改めてご紹介(・∀・)
ここではそのプレハブの隣にあった窯と焼トトロをアップするよ☆
焼トトロはどうやら売り物ではなかったらしいが、こちらのプレハブでは比較的安価な焼物が売ってあり、色んな人が見ていた^^
売り子のおっちゃんもテキトーな感じで人柄がよく面白かった♪
ここまで来て買うものも買ったので、先程のバザー的会場に戻って休憩☆
お隣、山口市徳地の米で作った焼餅^^
パリッと焦げた部分と柔らかい内側の部分と程よい甘みのあんこがナイスハーモニー。
飲み物の持ち合わせが無く、詰まらせたら一発天国だったけど、よく噛み、おいしさを充分に味わって食べたよ(゜ρ゜)
同じく徳地でできた醤油とか加工品も売られてた。
ぶらっとしたあとは、露店のおじさんの笑顔の営業に負けて買った唐揚げを手に駐車場へ…。
と思ったら、初めにスルーした駐車場横の「上の会場」が思ったより広く面白そうだったので誘惑に負けてブラブラ。
こっちも苔玉とか地元の海産物加工品とか県内外の陶磁器とか見てて楽しいものばかり^^
そして漠然とした「もう買わない」という意志は、北九州から来て出店していた雲城山焼窯元さんの湯飲みの前で砕け散った(ノ´▽`)ノ ⌒(魂)
だってわざわざ門司からこんな田舎に来てくれて、しかもそれが自分好みの味のある焼物で、更にそのお店のご夫婦の人柄がよかったら買っちゃうって(・∀・)
その焼物と堀越窯で買った湯飲み(用ビアカップ)とを並べて撮ったのがこれ。
一番左のが最後に買った雲城山焼窯元・岡本さんの作品。
全体的に釉薬でコーティングされていて、かつ軽い。
薪で長時間焼いて強度を高める炭化(?:「たんか」の字が分からない)という方法で焼いてあるらしい。
素人なので分からないけど薄手のガラス質だし多分磁器。
器の真ん中あたりが持ちやすいように凹んでいて、フィット感抜群^^
焼酎のお湯割もいいよとのこと。
真ん中が堀越窯さんの作品。
ここのはどれも中がすり鉢のように紋様が入っているようで、買うとき「ゴマすりでも」と言われた時には「え?(゚Д゚)」って思った^^;
どうやらこの紋様でビールの泡立ちがよくなるそうな。
割と軽いけど土の感じが強いのできっと陶器。
(ちなみに右のはこないだの鳥取旅行で買った目玉親父カップ)
こういうまつりは、ともすればたくさんある中から自分が「これだ!」と思うものを一つ選ぶようなところに楽しさがあるのかもしれないが、個人的にはそれ以上に人とのやり取りが楽しいなあと思う。
手に取った陶磁器の説明を聞くだけでも面白いし、会計に品物を持って行ったらおばちゃんが鼻をたらしかけて「ごめんなさい」と慌てる姿も面白いし、「お兄ちゃん食べて行きー!」の声につられて唐揚げを試食して結局買っちゃうのもそれはそれで面白い。
コミュが取れたら、お釣りがちょっとだけ予定より増えて戻ってくることもある^^
一期一会でも、その時々のシチュエーションによってはドラマができるし、特に焼物なんかは多少の差はあれ作品一つ一つに作家さんの何かしらの思いや考えが反映されているものだと思うから、それによって繋がりができるのも素敵だと思う。
家には自分用の陶磁器(特に湯飲み)が増えていくばかり…でも、そこには相応の数の記憶の集積があって、それに満足を覚える自分がいるのも確かなんだなあ(・∀・)
尚、堀越窯で買ったもう一つの作品は携帯からまた改めて^^











