連投になりますが、今日の出来事(・∀・)
実はここ数日間、多くの場合庭の作業をしてます…。
今年は普段庭の手入れをしている両親が忙しいこともあり、荒れ放題の我が家の庭。
雑草天国、昆虫天国、落葉天国の様相を呈しております。
で、やっと親も学校が夏休みに入り、ちょっとだけ時間に余裕ができたこともあって庭作業が本格始動…と同時に自分も駆り出されやむなく始動…(ノДT)
雰囲気的にはこんな感じの庭です。

一応、多少手入れした後の写真を撮ったのである程度はまともに見えるでしょうが、開始前は大変でした。
イングリッシュガーデンのように一見自由に生えているように見えて実は計算されている…というのならいいですが、うちのは生えっぱなしでしたからね。
そこを炎天下、草取りや切り倒した木の切断、積まれた草木の処理を延々と苦労して…。。。
…本題じゃなかったのでもうやめときます。
そんなこんなで予定がある日以外、日々汗だくでシャワーを浴びてはエアコン効かせた部屋で昼寝…というサイクルがあったんですが、これではいかんと思い、今山口県立美術館でやってるタイトルの展示会に足を運ぶことにしました。

カンディンスキーの絵のファンというわけでもなく、単なる思い付きです。
でもこんな地方にせっかく抽象画の巨匠の絵画が来てくれているんなら見に行かねば、という思いがありまして。
それに先日、ネットで確認したら館内のカフェでおいしそうなドイツ風のランチを提供しているという情報も見つけていたので、あわよくばといった感じでしたが、例によって庭作業の後、シャワーを浴びて寝落ちしてしまい、家を出たのは15時。

HPを見るとこんなおいしそうなランチだったんですが、今回は持ち越しとしました(-з-)
で、肝心の展示のほうですが。
展示はカンディンスキーが抽象画の創始に至るまでの道程をメインにしていることから時系列で並べられ、彼の画風がミュンターや周囲の青騎士の画家達との交流を通して変化していく様子がよく分かりました。
タイトルの通りカンディンスキーだけでなく、彼と影響しあった青騎士と呼ばれた画家達の作品も多く並べられており、同じ抽象画家でもその違いを見ることは面白かったです。
中でも最後のほうに出てきたフランツ・マルクの作品は個人的に作風が好みだったかなと思います。
ただ、楽しむことと理解することはやはり別物で、個人的に抽象画とは何ぞや、その表現技法の粋はどういったところに見られるか、その表現の意図するところはと問われると、見てきた今でもさっぱり分かりません(笑
事実、展示の最後にはカンディンスキーの大作(らしい)「『コンポジションⅦ』のための習作」がボーンと掛けてありましたが、もはや抽象すぎて何なのか分からないという事態にも陥りました(゚∀゚*)ノノ
理屈では分かる部分はあっても、それをキャンバスに表す上でどうしてこうなったのか、何を基準に使う色を決めていたのかなど、キャプションだけで理解するには無理があるというものです。
カンディンスキーの技法に対する思考について書き及んだキャプションもありましたが、抽象画の難しさを見た気がしました。
そもそも、この展示会にしても抽象画についての一端を覗き見たに過ぎず、理解に至るには、実際に模倣し、描き、悩み、知り、比較し、改善し、評価を仰ぎ…やはり本人達と同じような道程を経る必要があるでしょう。
それでも見に行ってしまうのはちょっとでも知りたいという意識の現れでしょうけどね。
尤も、芸術は感じるものだと言われてしまえばその通りです。
単純に楽しめればいいものなのかもしれません。
ですが、カンディンスキーはきちんとした理論の上に自らの絵を構築していっていたようですし、その場で見たものぐらいは、ある程度知識として修めていたいと思うのは欲張りでしょうかね。
ただ、いかに抽象画についての理解が及ばないとはいえ、実物を前にしてそのタッチや立体感を目にすると、デジタルアートが隆盛を極めるこの時代でも、手描きの素晴らしさを実感せずにはいられませんでした。
ポスターや版画には無いそれを身近な場所で、しかも本物を通して見られる幸運は感じて然るべきですね。
最後に、歴史畑、文化財畑出身の人間から見た視点としては、個人的に作風が気に入ったフランツ・マルクの戦死等もあって青騎士の活動がWWⅠを境に停止してしまったことが残念でなりませんでした。
活動が続けられていたなら、抽象画も更なる発展を遂げただろうにと思います(理解できずともそれは思うんですよ)。
それから、自ら作品を残しただけでなく、カンディンスキー達の絵をナチスの政権下で隠し通したミュンターの文化的偉功を称えたいと思いますが、これらの事実は改めて戦争の愚かさと言うものを表していますね。
色々と考えさせられる展示会でしたが、とてもいい気分転換になりました(*^o^*)
※おまけ①
実は展示の中に1点だけクレーの絵がありまして。
「サボテン」というテーマの絵だったんですが、これが実に暗い(笑
で、つい思い浮かんだのがこれ。
♪だからクレーーーエェのクレーエエの絵を見て あぁ絵を見て 落ち込むのはーーーーー
♪僕が擦れーーーえええ 擦れーええ 擦れたから 擦れたからかーーーー
サカナクション「Klee」にはそんなことが歌ってあります。
見たのは1点だけですが、これは何となく、歌詞に共感できる気がしました(・д・)
だって本当に暗かったんだもの。
※おまけ②
美術館の駐車場に着いた時から気付いてはいたんですが、どうやら今日は昨日からやってた山口市のちょうちん祭りの日だったようで、美術館の道路を挟んで向かいの公園で、よさこい踊りのステージが繰り広げられていました☆
で、帰りがけにちょろっと立ち寄ってみました。


最近のよさこい踊りってアグレッシブですよねえ(・ω・)/

ランチは食べられなかったけど、お好み焼き串を1つ頬張って帰路につきましたとさ☆
実はここ数日間、多くの場合庭の作業をしてます…。
今年は普段庭の手入れをしている両親が忙しいこともあり、荒れ放題の我が家の庭。
雑草天国、昆虫天国、落葉天国の様相を呈しております。
で、やっと親も学校が夏休みに入り、ちょっとだけ時間に余裕ができたこともあって庭作業が本格始動…と同時に自分も駆り出されやむなく始動…(ノДT)
雰囲気的にはこんな感じの庭です。

一応、多少手入れした後の写真を撮ったのである程度はまともに見えるでしょうが、開始前は大変でした。
イングリッシュガーデンのように一見自由に生えているように見えて実は計算されている…というのならいいですが、うちのは生えっぱなしでしたからね。
そこを炎天下、草取りや切り倒した木の切断、積まれた草木の処理を延々と苦労して…。。。
…本題じゃなかったのでもうやめときます。
そんなこんなで予定がある日以外、日々汗だくでシャワーを浴びてはエアコン効かせた部屋で昼寝…というサイクルがあったんですが、これではいかんと思い、今山口県立美術館でやってるタイトルの展示会に足を運ぶことにしました。

カンディンスキーの絵のファンというわけでもなく、単なる思い付きです。
でもこんな地方にせっかく抽象画の巨匠の絵画が来てくれているんなら見に行かねば、という思いがありまして。
それに先日、ネットで確認したら館内のカフェでおいしそうなドイツ風のランチを提供しているという情報も見つけていたので、あわよくばといった感じでしたが、例によって庭作業の後、シャワーを浴びて寝落ちしてしまい、家を出たのは15時。

HPを見るとこんなおいしそうなランチだったんですが、今回は持ち越しとしました(-з-)
で、肝心の展示のほうですが。
展示はカンディンスキーが抽象画の創始に至るまでの道程をメインにしていることから時系列で並べられ、彼の画風がミュンターや周囲の青騎士の画家達との交流を通して変化していく様子がよく分かりました。
タイトルの通りカンディンスキーだけでなく、彼と影響しあった青騎士と呼ばれた画家達の作品も多く並べられており、同じ抽象画家でもその違いを見ることは面白かったです。
中でも最後のほうに出てきたフランツ・マルクの作品は個人的に作風が好みだったかなと思います。
ただ、楽しむことと理解することはやはり別物で、個人的に抽象画とは何ぞや、その表現技法の粋はどういったところに見られるか、その表現の意図するところはと問われると、見てきた今でもさっぱり分かりません(笑
事実、展示の最後にはカンディンスキーの大作(らしい)「『コンポジションⅦ』のための習作」がボーンと掛けてありましたが、もはや抽象すぎて何なのか分からないという事態にも陥りました(゚∀゚*)ノノ
理屈では分かる部分はあっても、それをキャンバスに表す上でどうしてこうなったのか、何を基準に使う色を決めていたのかなど、キャプションだけで理解するには無理があるというものです。
カンディンスキーの技法に対する思考について書き及んだキャプションもありましたが、抽象画の難しさを見た気がしました。
そもそも、この展示会にしても抽象画についての一端を覗き見たに過ぎず、理解に至るには、実際に模倣し、描き、悩み、知り、比較し、改善し、評価を仰ぎ…やはり本人達と同じような道程を経る必要があるでしょう。
それでも見に行ってしまうのはちょっとでも知りたいという意識の現れでしょうけどね。
尤も、芸術は感じるものだと言われてしまえばその通りです。
単純に楽しめればいいものなのかもしれません。
ですが、カンディンスキーはきちんとした理論の上に自らの絵を構築していっていたようですし、その場で見たものぐらいは、ある程度知識として修めていたいと思うのは欲張りでしょうかね。
ただ、いかに抽象画についての理解が及ばないとはいえ、実物を前にしてそのタッチや立体感を目にすると、デジタルアートが隆盛を極めるこの時代でも、手描きの素晴らしさを実感せずにはいられませんでした。
ポスターや版画には無いそれを身近な場所で、しかも本物を通して見られる幸運は感じて然るべきですね。
最後に、歴史畑、文化財畑出身の人間から見た視点としては、個人的に作風が気に入ったフランツ・マルクの戦死等もあって青騎士の活動がWWⅠを境に停止してしまったことが残念でなりませんでした。
活動が続けられていたなら、抽象画も更なる発展を遂げただろうにと思います(理解できずともそれは思うんですよ)。
それから、自ら作品を残しただけでなく、カンディンスキー達の絵をナチスの政権下で隠し通したミュンターの文化的偉功を称えたいと思いますが、これらの事実は改めて戦争の愚かさと言うものを表していますね。
色々と考えさせられる展示会でしたが、とてもいい気分転換になりました(*^o^*)
※おまけ①
実は展示の中に1点だけクレーの絵がありまして。
「サボテン」というテーマの絵だったんですが、これが実に暗い(笑
で、つい思い浮かんだのがこれ。
♪だからクレーーーエェのクレーエエの絵を見て あぁ絵を見て 落ち込むのはーーーーー
♪僕が擦れーーーえええ 擦れーええ 擦れたから 擦れたからかーーーー
サカナクション「Klee」にはそんなことが歌ってあります。
見たのは1点だけですが、これは何となく、歌詞に共感できる気がしました(・д・)
だって本当に暗かったんだもの。
※おまけ②
美術館の駐車場に着いた時から気付いてはいたんですが、どうやら今日は昨日からやってた山口市のちょうちん祭りの日だったようで、美術館の道路を挟んで向かいの公園で、よさこい踊りのステージが繰り広げられていました☆
で、帰りがけにちょろっと立ち寄ってみました。


最近のよさこい踊りってアグレッシブですよねえ(・ω・)/

ランチは食べられなかったけど、お好み焼き串を1つ頬張って帰路につきましたとさ☆