やっと全編見終えました(遅)


全アーティスト、全曲、大変満足のいくものでした。


自己満足のために書きたいだけ書かせてください。


DISC1


Opening.大地讃頌


1.桜の季節(奥田民生)

民生さん×フジファブリックメンバーの組み合わせがさりげなさすぎて、あんまり「フジQ始まったー!」ってイメージなかったかも(笑)それだけ、志村さんにきっかけを与えた人として、自分にとっても空気のように当たり前の存在になってるのかなと思います。それでも曲を自分なりに消化して溶け込んでしまえるほど、民生さんもフジファブリックの曲を愛していたんだと思うと温かい気持ちになりますね。


2.虹(安部コウセイ)

3.モノノケハカランダ(安部コウセイ)

ここからやっとフジQっていう実感が湧いてきたかもしれません。アップテンポの曲とはいえ、どちらも曲の世界観を出すための音作りとか歌唱法は難しいと思うんですが、曲の雰囲気を全く壊さずに歌い上げてる姿に感慨深くなりました。おどけた姿を見せながらも、曲と自分との相性をしっかり掴んでる感じでした。それにしてもモノノケハカランダの初めのギターリフ、リズムを取る多少の間はあったものの完璧すぎて「おおっ」てなりました。


4.ダンス2000(ハナレグミ)

5.ルーティーン(ハナレグミ)

ダンス2000は氣志團の専売特許かと思いきやここで出るとは思いませんでした。観客席がざわっとなったのも意外性からという側面も少なからずあったのではないでしょうか。でも周囲をフジファブリックのメンバーが固めてるだけあって、アレンジや音圧的には個人的にはこちらの方が好きかも。でもルーティーンはハナレグミの雰囲気と曲との相性が素晴らしくて感涙しました。ここまで人の歌を叙情的に歌い上げられるのはセンスでしょう。


6.バウムクーヘン(クボケンジ)

7.赤黄色の金木犀(クボケンジ)

本ライブ2度目のさりげなさ実感。いくら近しい存在だったからって自然すぎやしないか?(笑)なんて考えながら見てました。それよりも実は赤黄色の金木犀×刃田さんという組み合わせは個人的に思い入れのあるもので。SugarのツアーでなんばHatchでライブ参戦した時のこと、既に刃田さんがサポートドラマーだったんですが、志村さんのむちゃ振りでセトリに無いアドリブでの演奏をせざるをえなくなったことがあって。で、途中までは金澤さんの必死のジェスチャーでの指示やアイコンタクト等で刃田さんも付いていってたんですが、さすがに間奏やその後のCメロまでは行けずに1回目のサビ終わりでの終了になったんですね。で、「次は完璧にしてきます」って志村さんも言って盛り上がったものです。赤黄色の金木犀は完璧ではなかったにせよ、このライブでは四季四部作を全て聴けてファンも大いに満足しました。その後、ライブに参戦できなかったので、刃田さんが赤黄色の金木犀を叩いているのを目にするのは初めてで、その時のことが思い出されて懐かしくなりました。


8.地平線を越えて(斉藤和義)

9.笑ってサヨナラ(斉藤和義)

地平線を越えてはYOUTUBEで検索しても容易に見つかるので何度か見てはいたんですが、やはりきちんと製品化されたものとでは天と地の差がありますね。ギターのユニゾンでは山内さんとの共演でお互いの音がしっかり聞こえてうんうんって満足してました。個人的には斉藤和義といえばコピバンしてたこともあって「歌うたいのバラッド」とか「歩いて帰ろう」といったポップな印象が強いんですが、演奏する姿を見ると佇まいはロックそのものだなと思います。音楽的にできることの幅が非常に広い人ですね。「志村君の曲ねえ…めんどくさい」のMCもさすがでした。


10.TAIFU(ハヤシ)

11.B.O.I.P(ハヤシ)

ずっと笑いながら見てた人は多くいるんじゃないでしょうか。場の雰囲気作りがさすがとしか言いようが無い…稀代のムードメーカーですね。加藤さんに「トイス」振った時には噴き出しました。正直、ポリシックスはスピッツのカバーで「チェリー」(だったかな?)を聴いてからかな~り敬遠がちではあるんですけど、扱う楽曲によってかなり印象も変わるバンドだなと再確認しました。当然、周りをフジメンバーば固めてるのも大きな要因でしょうが。でも声やら人柄はけっこう好きなんですよね~。TAIFUもB.O.I.Pもピッタリはまりこんでましたね。


12.タイムマシン(藤井フミヤ)

13.若者のすべて(藤井フミヤ)

タイムマシンで2度目の落涙。もうステージでの振舞いにせよMCにせよ貫禄がすごいし、何より歌が上手すぎて一瞬「これ誰の曲だっけ?」ってなりました。タイムマシンはアナザオリオンに並んだ。。。と言うと言いすぎでしょうかね。でもそのぐらい聴き惚れます。若者のすべてはリズム感にチェッカーズ出てたような気もしますけど、ミスチル桜井さんが歌うよりだいぶ好きかも…声質に透明感があって曲の雰囲気とうまくマッチしてるからかもしれませんね。


14.ダンス2000(氣志團)

15.茜色の夕日(氣志團)

フジファブリックメンバーが一人もいなくなったので初めはどうかなと思ってたんですが…キーボードがなくなったことで「アラカルト」時代の雰囲気に近くなったかもしれませんね。両曲ともシンプルなアレンジで心打たれました。綾小路節をきかせた志村さんにまつわるMCからの茜色の夕日は反則だと思うんですよね。東京にいた時によく聴いた曲でもありますし、もう志村さんの声で生のこの曲は聴けないのかとか、色々な感情が湧きあがってきて気付けばボロ泣きでした。格好はアレですが、氣志團全員でひたむきにこの曲を歌い上げて、演奏してくれたことが嬉しかったと思います。




DISC2


1.Strawberry Shortcakes(和田唱)

2.陽炎(和田唱)

これもYOUTUBEで見たものではあったんですが、和田さんのネチっこいボーカルがストロベリー~の雰囲気にはよく馴染んでましたね。ショートケーキというよりは苺の練乳かけとかジャムみたいな感じだったような(笑)決してけなしてるわけじゃなくて。濃厚だったという意味です。でもその割に陽炎では叙情的・叙景的な演奏がされてて見入りました。トライセラというとディスコティックな感じでパンチの効いたメロディーラインと音作りというイメージだったんですが、こうした例外的な組み合わせをしてみると意外な発見があって面白いと感じました。


3.TEENAGER(真心ブラザーズ)

4.線香花火(真心ブラザーズ&スカパラホーンズ)

TEENAGERのゆる~い感じが真心にピッタリでした。楽曲的にはどちらの曲もテンポはそこそこ速いですが、ライブの中で一番のほほんとしてたんじゃないでしょうか。なんだか不思議な安心感がありました。線香花火はスカパラホーンズも入って贅沢なアレンジでしたね。両方ともはまった曲だと思いましたが、例えば真心ブラザーズに東京炎上とかぶっ飛んだ曲をやらせるとどんな風になるのか、何となく見てみたいような気もします。


5.Surfer King(スカパラホーンズ)

初めは「あれっ、ボーカル誰がやるんだろう」と思ってたらまさかのインストでした。多少の違和感を抱えて見始めたものの、気付けば3人がかっこよすぎて見入ってました。個人的にはPe'zをバンドでコピったり、スカパラのルパン三世を耳コピしてみたりしたことがあるんですが、管楽器とロックやポップの共演って生のライブになった時に、見た目にも音楽的にもものすごい爆発力を見せてくれるものだなと思います。フジファブリックの音楽的な懐の深さを実感することができました。


6.DOKI DOKI(PUFFY)

7.Bye Bye(PUFFY)

他のアーティストのメンツだけ見るとかなり異色な存在だとは思うんですけど、ここでPUFFYが入るおかげでちょっとセンチメンタルな雰囲気が会場に落とされたんじゃないかなと思います。MCも志村さんにまつわるものをうまくかませてくれてましたし、楽曲も2曲目でBye Byeが入って、聴いてる間に志村さんのことを思い浮かべた人も多かったんじゃないでしょうか。


8.花(片寄明人)

9.サボテンレコード(片寄明人)

フジファブリックをメジャーに送り出したプロデューサーの演奏や声を聴くのは初めてでしたから、人柄とか音楽性も知らなかったんですが、人のよさそうな感じに安心しました。緊張してる様子も見て取れましたが、志村さんの楽曲を本当に好きだったんだなと思えるようなパフォーマンスだったと思います。でもできたらサボテンレコードのギターのユニゾンは伊藤さんに任せるんじゃなくて片寄さんにやってほしかったかな…。MCにあったブログを見ると、しば~らく更新されてませんでしたが、一気に書き上げたと言っていたフジファブリックに関する内容はまだ見ることができました。すごく長い文章でしたが、この人のフジファブリックに対する思いがヒシヒシと伝わってきて感銘を受けました。今更ではありますが、製作過程での豆知識も知ることができてファンとしては嬉しい内容でした。


10.マリアとアマゾネス(吉井和哉)

11.Anthem(吉井和哉)

ピッタシといえばピッタシだけど…もう少し華のある曲をやってもらってもよかったのではという思いも少なからずあります。影があって勢いのありそうな…メリーゴーラウンドとかダメかなあ。やっぱり微妙かな。でもどちらの曲もさすがの貫禄でしたね。アンセムを歌いきれるアーティストは他の出演者にいるだろうか。大サビの転調では勝手にハラハラしてましたけど、杞憂に終わりました。どう考えても主役級のゲストなのにMCも控えめでフジファブリックの顔を潰さないあたり、ベテランという感じでした。


12.Sunny Morning(くるり)

13.銀河(くるり)

やっぱりトリは…って感じでしたね。佐藤さんと加藤さんがギターとベースを曲によって交代で弾いてるのが新鮮でした。サニー~のベースは佐藤さんでしたけど、加藤さんのものよりネチっこくてグルーヴィーな感じでしたね。けっこう好きかもしれません。銀河のベースはやっぱり加藤さんだなと思いましたけど、同時に佐藤さんの志村ギターパートのカッティングの上手さに感動しました。「あれ?岸田さん?」って見るとちょっとしか弾いてないし(笑)MCはちょっとまとまりきらなかったかもですが、演奏面で素敵な共演を見せてくれたと思います。


Encore~


14.会いに(フジファブリック)

Musicが出る前にこれを生音で聴けたファンの人は羨ましいです。これからのフジファブリックはこれまでと全く違う感じの楽曲になるんでしょうが、その可能性と覚悟を見ることができた1曲だったんじゃないかなと思うのです。志村さんがいなくなって、違和感は拭えないかもしれませんが、ボーカルとしては原石に等しいような山内さんの声やパフォーマンスにはまだまだ伸び代があるはず。これからも頑張ってってほしいなとこれを見て思いました。


15.茜色の夕日(奥田民生)

大トリはもうこの人しかいないですよね。この人に始まり、この人に終わる。フジファブリックらしい。もはやステージのフロント中央にいることに何の違和感も無い民生さん。でも自身のライブでもフジファブリックの楽曲をするほど愛着を持ってくれていることは誰もが知っている。きっと、ファンもこれを聴きながらこれまでの思い出とか頭に蘇ってきてたんじゃないでしょうか。安心感を持って見終えることができました。


Ending.若者のすべて







ああ長かった!!


書き始めると途中でやめるのも悔しいし、でも先は長いしで苦労しました(笑


満足したのでお昼ご飯食べてこよう♪