昨日は大雨で、警報は出るわ近くの国道は封鎖されるわで大変だった山口県は防府市。
今日はうって変わっての好天に恵まれたので、勉強もそこそこに4時間限定の外出。
というのも、水を張り、青々とした稲が植えてある棚田を前から見たいと思っていたからなのです。
ぶいーんとひとっ走り、日本海側の長門市まで1時間半。
油谷後畑という地区に日本の棚田百選に選ばれた棚田があるそうな。
着いてみるとこんな感じでした。
うんうん、狭い土地を有効活用して米作りをする先人の知恵が偲ばれる日本の原風景だなあ。
休耕田があるのが残念すぎますが。
やはり後継者問題や減反政策の影響で一つ、また一つと貴重な風景が失われていっているのでしょう。
第一次産業は国の基本なのに、一定の作物の関税を高くするだけで国内の農林水産業を本気で守ってこなかったツケがこれからもっと出てくるんですね。
この上、何の方策も打たないままTPPを話題に乗せるなんて全く阿呆の所業としか思えませんな。
山口県だけでも農林水産業の振興策立てて農業王国にならんもんかしら。
ここだって棚田が注目されるからわざわざ公費を使って東屋やトイレを建ててくれたんでしょうに。
小さい休憩所だったけど、すごくありがたかったです。
農業だって、効率よく観光とリンクさせればもっと地域性を生かして発展するに違いない。
トイレの掲示板に、棚田でできたお米を販売しますって広告が貼ってあったのには「いいぞいいぞ」って思ったものです。
同時に、向こうに見えるような風力発電も漸進的に増やしていってクリーンエネルギー王国化を進めよう。
上関原発なんて未来永劫いらーん。
って、話が脱線しましたので元に戻します。
このあたりはほぼ半島状でしかも丘陵地のため川らしい川がなく、水源も多くのため池を作って確保したそうです。
この風景のすぐ近くにはこんなため池も。
今度は全国ため池百選ですか。
○×百選とか三大○○とか、日本人って好きですよねえ。
確かに広くて穏やかで長閑な池でした。
近くには虫や蛙が多くいて、トンビも飛び交い、隣の田んぼには亀もいたので、棚田とあわせて豊かな生態系の基地になっているんでしょうね。
気温は28~30度ぐらいだったようですが、高台にあるおかげで風通しもよく、直射日光を浴びていてもそこまで汗ばまずに済みました。
むしろ気持ちのよい天気でした。
この場所の写真を撮りたかっただけなんですが、行って良かった。
今度はもっと時間的に余裕のある時に行きたいと思います。
(総合支援学校のお話はまた今度)

