※写真が多いためPCでの閲覧をお勧めします
昨日は雨上がりで空気中のゴミが流されていて、遠くまで景色が鮮明に見えたのでここぞとばかりに山に登りに行きました
前々から久々に山に登りたいとは思っていたんですが、なかなかすっきり晴れた日と自分の都合が合わなくて
登ったのは防府市の西に位置する楞厳寺山(りょうごんじやま)、369.8ｍの小高い山です
部屋の窓から綺麗な形が見える山で、ずっといつか登ってやると思ってたんですよ
↑一番奥に見える山です
尤も、登山と言ってもガッツリ身体を動かして登るというよりは、カメラ片手にえっちらおっちら登っていこうと思っていたので、格好もジーンズにシャツ、ミニリュックに帽子といったラフなものでした
靴は一応登山靴ですけどね
午前11時25分に入山
元々ガイドブックにもそう時間がかかるとは書いてないですし、怪我対策と着替え、水の用意だけしっかりして登り始めました
途中、沢もあって初めは気持ちよく登山ができましたが、少しずつ急勾配になってゆき、中盤からゼハゼハ言いながら登ってました
笑
ガイドにも「思ったよりしごかれる山である」とか書いてあったのは嘘じゃなかった…
でも気持ちのいい汗をかけたと思います
↑木の幹に蔦が一直線に這っているのが面白かったので
↑沢に差し込む僅かな光にもたくましく反応して育つ植物
疲れながらも登ってみるとやはり気持ちのいいもので
けっこう平野部から見ていても目立つ山なので、眺望もかなりよかったです
↑防府市内を一望
僕の家のある住宅地もこの通りまる見え
↑山を切り崩して造成した土地というのが丸分かり
そして山口という土地は花崗岩が多く、土壌ももろいのですが、数年前に大雨で土砂崩れが多発し、老人ホームが埋まったり国道沿いの斜面が流されたりして多くの死者を出したのもわが地元でした
その現場ではないですが、同じような傷跡は山頂から見れば今でも目の当たりにできます
↑どんだけ崩れとんねん
で、方向を変えれば周防灘と、その向こうに九州の国東半島も見えます(海の向こうにうっすら見える陸地です)
↑葉っぱと被ってる部分が大分県の姫島(日本史で出てくる黒曜石の産地)になります
九州って近いなあと改めて感じますね
ただ眺望は素晴らしかったですが、山頂は虫の天国で、蝶３種類と熊蜂とトンボがえっらい数飛んでました
笑
まあ熊蜂も優しい蜂なので、実害のある虫はほぼ０でしたけどね
↑三角点にずっといた蝶
ちなみにおばちゃん２人も山頂まで登ってました
自分も将来はこんな体力のある中年になりたい…
370ｍ程度の山なので、登りに比べれば下りは楽勝なんですが、すたこら下りてはもったいないので、できるだけ被写体になってくれそうなものを探しながら下りました
やはり登りと下りでは風景も違いますからね
↑わらびなんかかわいいぞ
↑どんな歴史があってこんな形になったのやら
↑綺麗な苔だったのです
しかし…そうして被写体探しを意識した割に、ぶったまげる被写体を発見したのは下山してからでした…笑
帰り道も当然田舎道なのでのんびり走ってて、麦畑が綺麗だったんでふと車を停めたんです
で、車から降りて麦畑を眺め、ふと視線を下ろしたら…
…。
…えええええ
そういえば、空からちゅぴちゅぴ鳴き声が…ひばりの巣か
でもひばりって、草むらに巣を作るんじゃ…こんな道路に近い畦道の端に作って大丈夫なのか
それにしも、たまたま車停めた場所のすぐ近くに巣があるとかすごい偶然…しかもちょっと待ってたら親鳥戻ってくるんじゃ…
と、淡い期待を抱いて待ってたら…
ヒョコ
きたーーーーーーーーーーﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ
警戒しながらだけど、巣に戻ってきたーーーーーーー
かわいいぞ
しかも目の前で卵を温めてくれるとか…人を喜ばせるコツを知っているねえ
ああ…やっぱ動物ってテンション上がるわ笑
蛇や悪い人間に気をつけるんだよ
ええもん見せてもらったなあ～
と、ほっこりしてそこから車を走らせること僅か100m足らず…
ﾊｧｯ
゜゜ (Д)
となる動物がまた…
こんな田舎でも見ること滅多に無いのに…
まさかの雉
一回車で通り過ぎたんですけど、「嘘やろ？」って笑いながらバックして近くに付け、逃げられる寸前に写真に収めることができました
一度は最短距離５ｍぐらいまで近づいたんですけど、しゃれにならないぐらい雉って足が速いんですよ
望遠レンズに付け替えられた上、追いかけながらピントが合っただけで奇跡笑
ということで、なんかもう…帰り道のこの遭遇で登山したことなんて頭から吹っ飛びました笑
たまにはいつもと違う場所に出かけてみるもんですねえ
ちなみに今日は当然筋肉痛なんですが、まだ思い起こすと昨日の興奮冷めやらぬといった感覚になります
今も大概田舎ですけど、里山で田舎暮らししたら、さぞかし毎日発見があって面白いことだろうなと思います
早くも老後に夢を馳せる27歳…(に、本日なりましたーーー
)