20代の頃、心の脱皮を続けていて
ある朝、目が覚めた時に、目の前に
ある家具や、椅子や、目に入るものを
見た時、全部どこかの誰かが作って
くれたものなんだ、と急に感じたことが
あった。
なんとなく、今も、今まで当たり前の
ように感じていたことが、本当は
たくさんの人の活動によって成り立って
いたんだ、とふと思った。
飛行機に乗って遠くに行けたことも、
パイロットの仕事をしてくれる誰か、
飛行機を作ったり、整備してくれたり、
サービスに携わる誰かがいたから。
船に乗って、いろんなところに行けた
ことも、同じサービス業として、
同僚達と働けたことも、チームワーク
だったのに。
みんなが自分の好きな仕事を選んで
協力し合っていたのに、なんだか
気持ちが分断されてたな、と思う。
「おかげさま」という言葉が、昔から
好きだったけど、本当はもっともっと
自分の知らないところで、「おかげさま」
の力をもらっていたんだと思う。