久々に洋画を見ました~ といっても、今公開中のインディ・ジョーンズではなく…(インディも見たよ)
結構マニアック系の「シッコ」という映画です。
マイケル・ムーアが出てきます。原題は「SICKO」。
ドキュメンタリー風にいろいろな人が出てきて、いろいろなことを語るのですが…
アメリカの陰の部分が浮き彫りになったような、アメリカ国民でなくてよかったと思うような…
少し背中がそ~~っと寒くなる感じでしたねぇ。
テーマは医療保険。
ご存知かどうか、アメリカでは、国民が皆何らかの保険に入っているという日本のような医療システムは存在しません。
なので、国民は何らかの民間医療保険に加入します。
ところが
民間の保険会社にとっては、医療費を請求されて支払うことになると、損になる訳ですよね。
当然のことながら…
そこで、民間医療保険会社はどうするかと言うと、
契約違反がないかどうか、告知に偽りがないかどうか、ずーっと過去のデータを穿り出して、なんとか保険金を払わなくていいようにしてしまうんです。
日本でも、民間の医療保険に入ろうとするとき、心臓系、糖尿系、その他リスキーな病気を抱えていると契約できなかったりしますよね。 アメリカでは保険に加入できません。しかも国民が皆何らかの保険に入っているという社会制度ではないので、保険に入れない人は、満足な医療も受けられない
まじ~
日本の国民皆保険制度の下で生活できてよかったぁ
3割負担でも、全額負担よりマシ 日本もだんだんおかしな方向に向きつつあるようで、ANNEは危機感を持っていますが、(たとえば高齢者医療制度とか)… 社会保障制度として国民皆保険制度は不可欠かなぁと思います… これをなくそうなんて不穏な動きが出てきたら皆さんお気をつけあそばせ~
どこかの国の人がコメントしていました。 たしかイギリスだったかなぁ… フランスだったかなぁ?
今後国が医療費負担をしなイといったら との質問に、「革命が起こる」と答えていました。
考えても見てください!
もう瀕死の重傷を負ったあなたが、息も絶え絶えというシチュエーションで、
「この治療には○○○円かかりますが、あなたは支払えますか」と聞かれたらあなたはなんと答えますか
払えないとなったら、タクシーに押し込まれてどこかの道端にポーイって捨てられたら…
死ねってかぁ~って思いません
ま、愉快なお話ではないけれど、先日も大手保険会社の不払いが新聞にデカデカと出ていたことだし、
若いあなたも、シニアのあなたも、もちろんANNEにとっても、よりよいくらしをするための最低限度の社会福祉制度の一つである国民皆保険制度について関心を持ってみるのも勉強になりますです
今日は、シリアスなものを見てしまったため、妙にシリアスなANNEでした~
『華氏911』のマイケル・ムーア監督が、アメリカの医療保険制度が抱える問題に迫ったドキュメンタリー。先進国の中で唯一、公的な国民皆保険制度を持たない国・アメリカ。民間の保険にも加入できず、悲惨な生活を送る人々の実状に突撃取材で迫る。 (詳細はこちら )