ダンスは、なぜ男女がお腹を接して
つまりボディコンタクトして踊るのか?
(ジョン・ウッド&シャルロッテ・ヨルゲンセン)
それは、腕を組み合ったホールドと共に
カップルの動きを安定させるためです。
さらに、男性が女性に次の動作を伝える
いわゆるリードをお腹で行うためです。
では、お腹のボディコンタクト無しで
ホールドだけでは踊れないのか?
そんなことは、ありません。
パーティーでは、不特定の男女が踊ります。
初対面であった場合、お相手の習性が
わかりません。なので、いきなり
お腹でボディコンタクトするのは、
不安に思う女性もいます。
そんな時は、やんわりとホールドで組み
お腹は離れたまま、静かに動き出します。
できるだけ、女性を自立させて
自由に伸び伸びと踊ってもらいます。
ホールドで女性を振り回すと
女性は転ぶのが不安で
身体がこわばります。
なので女性に嫌われます。
ところが女性によっては、
振り回されるのが好きな人もいます。
ダンスは、わからん。笑
振り回す男性とそれが好きな女性
そういえば二人でよく踊っている。笑
スタンダードのステップは、
踊り始めは、女性が後退から始まる
ステップが多く使われます。
これは、初対面の女性が、
どのくらいの歩幅なのか
観察する意味合いがあります。
つまり、最初の一歩の歩幅を超えないよう
男性は気を配るのです。
それが、マナーというものです。
ダンスは楽しむことが
まず第一です。
特にパーティーダンスの場合は、
お相手の女性を尊重して
踊らなくてはいけません。
それが、紳士道です。
★其井湯♨アラカルト
四字熟語
「後生可畏」(こうせいおそるべし)
後輩は畏敬(いけい)すべきだ。
これからの若者を恐れよ。
『論語』のことば。「子曰(いわ)く、
後生(こうせい)畏(おそ)るべし。
焉(いずく)んぞ来者(らいしゃ)の
今に如(し)かざるを知らんや」
(後輩は恐れなければいけない。
これからの若者〈来者〉たちが今の自分に
及ばないと、どうしてわかろうか)。
若者の未来は未知数(みちすう)であって、
いろいろな可能性がある。
努力しだいでどれほど進歩するか
計(はか)りしれないから、恐れるべきだ、
というのである。孔子の、
これからの若者に対する期待のことばだ。
この文に続いて「四十五十にして
聞こゆるなくんば、これまた畏るるに
足(た)らざるのみ」とも言う。
四十、五十の年になって、
世間の評判が立たないようでは
恐れることはない、と。
★其井湯♨瓦版
赤沼美帆先生は、
ボディコンタクトは、あまり気にせずに
しかも試合では、ルーティンを決めないで
踊っているそうです。偉いでしょ!
私も真似をして、やってみました。
ボディコンタクトは、触れるか触れない程度
ステップはアドリブで
練習なし、ぶっつけで踊る
小松七菜先生と
ワルツ、タンゴ、スロー
全部足が乱れることも無く踊れました。
リードもよいけど、フォローもすごい。
ビデオを撮ったので、
しょっちゅう見ています。
<ケンさんのブログから>
如何にペアとしての踊りを創り上げられるか
多くのステップを覚え音楽表現を覚え、
覚えたテクニックを、お相手にそのまま
適用しても踊れ無い事は無いのですが、
男女が生み出す感動的な踊りには成りません。
男女に常に存在する深くて広い川を越える
深い愛情とお互いの違いを理解する
広い心が必要です。
それらを生み出すものは、
様々なステップやテクニックではなく
お互いのコンタクト面から感じる
お相手の心の奥にある本当の感情です。
当たり障りのない外見的な感情表現ではなく、
人間として男女として抱く本心です。
例え夫婦であっても恋人同志であっても、
この心の奥はなかなか覗けないもので、
深い信頼と安心が無ければ感じる事は出来ません。
しかしながら、ペアとしてオリジナルの
そのペアにしかない魅力的で感動的な踊りは、
この心から生まれるのです。
社交ダンスを踊るにあたって、
この深い心の奥からの感動を生み出す事が出来れば、
その時二人の信頼関係は
一生続くと言っても過言では有りません。
追伸
美帆先生も奥山を卒業して、
しばらく時間が経つから
そろそろ教室のオーナーに
なってほしいなぁ。(願望)