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友人のお茶室に、金沢より能楽の鼓奏者で金沢大学客員教授、パリ日本文化会館客員教授でもある、河原さんがお見えになりました。
友人を入れてフランス人3名と私で、鼓のアトリエ体験。そして友人のお手前でお茶をいただきました。

河原さんは、年に2回フランスにいらっしゃり、パリの国立高等音楽院コンサルバトワール、パリ日本文化会館で鼓のアトリエを開催。私がアトリエをしている、トゥールーズのジョルジュラビ美術館でも、今回初めて鼓のアトリエをされました。

能はユネスコ世界無形文化遺産に登録されている日本の伝統芸能ですが、フランスの地方都市トゥールーズで能を知ってらっしゃる方は、実際にはどれくらいなのか?
たぶん鼓を見ることが初めて、という方ばかりなのではと思います。
私は、能は観たことがあっても、目の前で鼓を見ることも、触れることも今回が初めて。
実際に舞台で演奏する鼓は、100年以上経った皮のものでなければいい音がでない、なんて初めて知ったり、かけ声と鼓を打つときの間の取り方が難しくて、何度も何度も手ほどきをいただきました。
謡の独特な響きは、とても魅力的。お腹から声を出す練習をしましたが、これがなかなか気持ちよかったです。



お茶室のすばらしい掛け軸は、禅語で『露堂堂』鎌倉にある円覚寺の塔頭・松嶺院 興俊哲前住職さまの書で、お茶室開きのお祝いに友人がいただいたそうです。
『露堂堂』=すべてがはっきりとあらわれている、目の前に堂々と現れている真理を無心に眺めることの大切さに気づくことが尊い。

写真手前は、河原さんが日本から持っていらした 鼓入れの袋、鼓、謡の楽譜(謡本)、扇子。
謡本の文字は美しく、思わず臨書してみたい、と思いました。