(講談社) 福井晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。

(以上、amazonデータベースより抜粋)

福井晴敏の小説は、とても良い。何が良いって、ロマンを感じる。

青臭い青春の鬱屈や真っ直ぐで曲がることを知らない若い意思。挫折した心にすり減らしきれない自尊心。そういったものが渾然一体となってスピード感のある展開とともに結末まで運ばれていく。

/>どこまでも男臭く、無骨で、不器用な登場人物の生き様が、胸に迫る傑作だと思う。



【勝手に評価】
これで奮い立たなきゃ男じゃない度 ★★★★
臭すぎて卒倒しそう度 ★★★★
おっさんの魅力が半端ない度 ★★★★★

川の深さは (講談社文庫)/福井 晴敏
¥680
Amazon.co.jp