首都圏国医への成績の目安としては、東大理系と同等の学力。

駿台偏差値で67〜68ぐらいを目安にしつつ、併願私立医の小論文と面接の準備。

 

いきなり小論文を書くのはちょっと厳しいので、最低でも数回は書いてみた方が良いし、医学科入試に明るいプロからそれなりに添削をしてもらう必要もあるだろう。

 

問題は面接の方。

医学科受験だからと決して専門的なことを聞かれることはないと思うが、時事ニュースに関すること、倫理観が垣間見れるような質問、そういったことは聞かれることも多いと思う。

世の中に関心のない人には厳しいだろうし、やってはいけないことをやってしまいそうな人は弾かれるのだと思う。

最低でも新聞やネットニュースになるようなものは知っておかないといけないし、医療に関わるようなニュースもひろく見ておいた方が良い。

 

現役生はただでさえ時間がない。

年末には共通テストへの勉強も佳境に入るし、それまでの間も二次試験に向けた学習を延々と行っている時期。

そんな中、新聞やニュースに一通り目を通す生活をし、小論文も書かなければならない。

 

それでいて首都圏国医は東大理系以上の学力を目安に仕上げていかなければいけない。

 

唯一の救いは国語がないことぐらい。

 

医学科受験の恐ろしいところとしては、駿台や河合のデータを見るようになると知るのだけれど、受験者の中でトップクラスの模試成績を誇ったような生徒からも不合格者が出るというところ。

合格者の平均偏差値や模試成績の分布では、かなり上位に位置しているような生徒なのに不合格者になる生徒。模試では志願者中トップだったりすることもある。

 

そういった生徒が落ちる理由は、本番に弱いか、面接に弱いか、倫理観に難があると判断されたか。

『なんだかんだ言ったって入試で良い点が取れれば大丈夫でしょ?』と、偏差値ばかりを吊り上げたような学生が危ないのかもしれないね。