本当に各家庭の考え方だし、子供達もそれぞれの考えがあるはずのこと。

 

他所様の家庭を否定することではない。 

 

ただ、子供達は親というフィルター、家庭というフィルターを通し社会をみて育つ。

 

その影響は絶大。

 

 

子供達は、人との関わり、社会経験等がまだまだ少ない中で学生時代を過ごすことになる。

 

親や家庭環境など、環境要素によって与えられる習慣や躾、情報には差がある。

 

日々の習慣や持っている情報が違えば、もちろん、生活の中で選ぶ選択肢は変化するし、選択肢が違えば行動や性格に変化が表れるものだと思う。

 

工業製品ではないのだから、誰一人、同じ能力や性質で生まれてくるわけではないので、同じように育てたつもりでも違う性格に育つだろう。

もちろん、性別の違い、長子・中間子・末っ子などによる差、体型の違いによる運動能力、同じ親から生まれてもそれぞれ。

 

例えば、身長がとても大きく生まれ、幼少期から『バレーボールやろうよ』『バスケットボール部に入ってよ』とスポーツに縁のあるような学生時代を過ごす事もあるだろうし、背が小さくて痩せていたためにスポーツを得意になりづらかったというようなこともあるだろう。

成長過程で触れるものが違えば、当然にその後の未来も変わってくると思う。

 

 

なので、ある家庭においては『東大が良い』であるだろうし、『医学部に進学したい』、『学業より身体を鍛えることが優先』という家庭もあるだろう。

 

健康的な生活をおくるためのスポーツを推奨する家庭もあれば、やるからにはプロになることを目標にする家庭もあるだろう。

 

学業にしても同じで、生きていくための標準的な学力で良いという家庭方針、学力で将来を切り開いていくことを家庭方針にしていることだってあるだろう。

 

 

全て間違えてはいないと思う。

 

置かれた環境、育った環境、身体的な違い、性別の違い、経済的な状況、そういったものを踏まえての選択なのだから、他人がどうこう言えるものではない。

 

 

仮に、両親共に東大、経済的にも環境的にも恵まれて育った子。

側から見たら羨ましがれるような大学に進学しても本人や家族は落ち込むかもしれない。

 

代々高卒の家系の子が、塾にも行かず、家でコツコツと勉強して地元の国立大学に合格したら?  

その子の努力を否定する人がいるだろうか。

 

 

だから、〇〇高校合格、〇〇大学に合格、は、ただの結果の報告でしかない。

残念なことなのか、喜ばしいことなのかは、それを勝ち取ったその子にしかわからない。

 

 

ただそうはいっても日本は『総中流家庭』と言って良いほど標準的な家庭が多い。

さらに高校無償化、大学無償化、特待生、さまざまな施策も始まり、経済的なことを理由に進学できない子供達は他国ほどは多くない。

 

似たような経済状況の家庭が多いので、競い合うように受験産業は活況なのだろうけど。

 

 

 

『経済状況を理由に東大を諦めて早慶にした』ということは聞いたことがない。

『お金がないから国医を諦めて私医に進学した』という人も知らない。

『学費が高いから早慶を諦めてマーチにした』とかってことも聞かないよね。

難関大ほど学費が高いということもないのだから、似たような学費ならば歴史のある難関大学が人気になるのだろう。

 

経済的な差としては

地元国立<地元私立<一人暮らしで国立<一人暮らし私立

となるかな。

 

私立大学の学部を学費順にすれば

4年生文系<4年生理系<薬学部<歯学部<医学部

となるのかな?

 

 

まとまりのない流れで書き連ねたけど、結局は各家庭・その子自身の背景があっての進学や進路なのだということ。

他人にはわからないこと。

 

ただ、経済的なものでの進学断念は昔の日本や他国よりも少ないのかなって。