ヨーロッパのソーラーパワーの取り組み

  http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120528-00000000-fukkou-bus_all  


 『フランス・パリで4月に開催された再生可能エネルギーに関する展示会では、中国の太陽光パネルメーカーの展示ブースがにぎわっていた。

  中国製の安価な太陽光パネルの台頭により、ドイツの太陽光パネル大手Qセルズが破綻したが、中国製の太陽光パネルと共存を図ろうとする動きが欧州で出てきている。

  2012年4月3日から5日にかけて「Be Positive Paris」という展示会がパリで開催された。再生可能エネルギー(EnR)をテーマに11回開催してきた展示会が新たに、Bluebat (建築関連の省エネルギー)、Expobiogas(バイオガス)、 SmartGridExpo(スマートグリッド)3分野と協賛し、より広い環境分野を見渡せる展示会になった。

  参加企業450社のうちわけは、建築関連16、バイオガス73、スマートグリッド27、再生可能エネルギー334社。

  再生可能エネルギーの分野に出展した企業の74%が太陽光パネルのメーカーだった。といっても、太陽光発電欧州の再生可能エネルギーの主流であるということではない。

  政治が関与する大型洋上風力発電装置などは、この展示会に相応しくなかっただけのことだ。


  ■2015年までに投資額が倍増するはず  

  中国の太陽光パネルの展示ブースが、ほかのどこよりも商談の多さが目立った。

  現在地球上で設置されている太陽光発電パネルの8割が中国製だかから当然だろう。

  安くて品質が良い中国製品米国欧州の太陽光パネルの老舗企業を倒産させた、というニュースが相次ぐなかで、ドイツのシーメンスのような大手は、中国の太陽光パネル大手のサンテックパワーから太陽光パネルの供給を受けることで、太陽光発電プロジェクトを推進する。

  展示会に出展していたシーメンスの社員は、「たしかに中国製品の価格はヨーロッパの企業を直撃したが、彼らと一緒に事業展開をすればいいだけのこと。中国も変わってきた。中国のメーカー同士の価格競争が彼らの存在を危うくしている」と中国企業と共存できると話す。


  また、この社員は、太陽光発電で発電した電力の買い取り価格が下がり、太陽光発電装置の設置ペースが鈍ってきていることについて次のように話す。

 「ここ数年でヨーロッパ国内での電力の買い取り価格が下がり、太陽光発電の設置を妨げている。でも、ここ3年間でパネルの価格も50%下がった。消費者は年々安い価格で購入できている。パネルの価格と電力の買い取り価格が同じリズムで下がればいいだけのこと。

  設置もメンテナンスも簡単な太陽光発電は、これからも間違いなく理想的な再生可能エネルギーのシステムとして機能する。課題はあるが2015年までに投資額は倍増するはずだ」


  ■中国国内でも太陽光発電所がつくられる  

  中国の太陽光パネルメーカー、サンネルジー(Sunergy)社は3月30日、同社の部品を使った太陽光パネルの組み立てがフランスのKDGエネルギー社で始まったと発表した。

  中国製のパネルの低価格に押されて工場閉鎖が相次いだフランスは、メイド・イン・フランスのパネルがよみがえるチャンスをここで得たことになる。

  メイド・イン・フランスという国是を旗印にして、中国は見事にフランスの再生可能エネルギー産業に参入した。  

  もっとも、中国太陽光パネルを専ら輸出してきたが、自国内で消費する動きも出てきている。  


  中国山東省に本社を置くCNPVソーラー・パワー社(CNPV Solar Power SA)は、太陽電池の生産から太陽光電池モジュールの組立までをする太陽光発電装置のメーカー


 同社のフランス、リヨンの事務所で働く社員は、「中国のパネルが安いのは当然のこと。人権費の安さはもちろんだが、中国のパネルの生産現場には労働者が25万人もいる。これだけの数の労働者が最新の工場で働いているわけだから、優れた製品が安くできるのは当たり前だ。  

 この産業が中国で始まってまだ10年だが、中国政府は2011年8月に太陽光発電で発電した電力の買い取りを始めると発表した。

 中国でも利益の出る事業として、太陽光発電が始まる。

 政府は国内での産業育成とエネルギー問題解決のため、私達の本社がある山東省でも、政府の出資で2012年内に68メガワットの太陽光発電所をつくる契約をした。

 もちろん私たちがその工事を担当する」と笑いながら、欧州、米国、インド、東欧諸国への進出はあまり問題なかったが日本は難しい、と嘆いていた。  

 たった10年で太陽光パネルの生産で世界一の座についた中国。その生産パネルの大半を使ってきたのはドイツを中心とする欧州諸国だった。

 中国はこの勢いのまま2015年には年間10ギガワットのパネル生産国になると目標を定めた。これまで太陽光パネルを輸出してきた中国だが、これから国内に目を向け、広大な土地を使ってどんな再生可能エネルギー産業を展開するかを世界が注目している。

 竹原あき子[工業デザイナー、和光大学名誉教授]』


 ヨーロッパの中でもフランス原子力発電を続ける発言をしているが、それでもソーラーパワーにも大いに関心を持っているようだ。

 ドイツなどでも関心が高いらしい。中国製パネルの安さで、シーメンスあたりは共存を図ることを模索している。

 欧州社会全体でも太陽光パネルのソーラーパワーは注目されている分野。

 世界のクリーンエネルギーへの関心は高い。


 日本も世界の潮流に乗り遅れないような太陽光パネル方策をドンドン打ち出して欲しいね。

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