※ミクシでかいたやつをそのまま投稿しています。

 

 

V系2大カリスマ・PIERROTとDIR EN GREYが初ジョイント公演 “宗教戦争”の行方は…
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4658889

 

 

さて、待ちわびた二日間、あっという間におわってしまいましたが、ハードだけど本当に楽しかった…!
待ちわびたといっても、諸事情でばたばたしていたので、気が付いた時にはライブが目前で、うわーっと焦ってる内に当日を迎えた感じですが、とにかく、本当にかっこよくて、単純に楽しかったです。

なんか、宣伝では陰と陽とか、メギドvsアクロとかピエラーと虜の因縁とか色々言われてますが、根本的には近いものを持ってるバンドではないかなーと私は思ってます。私はばりばりのピエラーでキリターで、ディルは結構好きという位ですが、表現の仕方とか向かう方向は確かに凄く違っていて、PIERROTのほうが私にはしっくりくるというか中毒性を発揮しましたが、ディルもたまに無性に聞きたくなるし、泣くほど感動することもあります。今回のライブでも、ピエラーで虜というひとが寧ろ多かったんじゃないかな??ってくらい、少なくとも私の見える範囲ではどっちでも皆さん暴れまくりでした。私はディルの新しい曲がわからないんだけど、周りをみて頭ふったり拳ふったり、リズムに任せて暴れてました(笑)

私のバンギャ歴(笑)は1999年に始まるのですが、くしくも、Pierrotも、Dir en grey(当時の表記)も、見たのは横浜アリーナが初めてでした。前者はFINALE、後者はGAUZEの時ですね。ライブってきっと怖いんだわ……と洋楽のライブにちょっといったことあるくせに怯えつつ(前情報では、キリトさんがとんでもなく卑猥な発言をするらしいとなぜか思っていた。たしかにエロス大爆発でしたが。笑)PIERROTに…九月だったかなぁ。とにかく行って、最初はかたまっていたのに、Adolfとかのフリをやらずにはいられなくなり、一体感にどっぷりひたってしまった訳です。ディルは、当時まだ京くんの歌唱力が今とは段違いに低かった(声はよかったのだけど音程がおもしろかった。笑)せいなのか、少しライブではノリがあわなくて、ライブに通おうとまでは思わなかったんですが、それでも曲は大体好きで、脈まではCD買ってたんですよね。その後またちょっと復活して、いくつか持ってるってかんじです。

 最近ですが、どっちも、ネーミングには二重性を込めてるところも本当は似ていると思うんですよね。ポップだけれど怖い、と 白から黒まで表現できる、というのと。幅の広さ、そこの深さを意識して突き詰めていくスタイルは、どちらも一緒で、だからどっちもかっこいいのだと思います。


 そして、ファンについては、キリト先生の仰る通り。

「君たち、ピエラーだろうが虜だろうが、どっちも一般社会からみたらキチガイですから!!」
「一般社会からみたら、ちょっとおかしい人達ですから。はっきりいえば、キチガイですから!キチガイ同士いがみあってどうすんだ?!一つになっちまおうぜ!!!」
 いやほんと仰る通り(笑)まぁ、言われているほどいがみ合っているのなんて、ごく一部の人たちだったんじゃないかなーと思いますが、ネタなんでしょうね。

 

さて、偉そうにかきましたが、曲名が全部がっちりわかるのがピエロだけなので、あるサイトから転用したセットリストに従い、まずピエロ感想です。
一日目

01.MASS GAME

 まさに、曲が流れた途端、身体が、うずく!!もう、手が勝手に動いちゃいます。久々なのに、身体が全部覚えてるよ(笑)……って書くとなんかえろいですが、忘我の境地ってやつです。


 02.Adolf

 

 最早ピエロ名物。浅い人がみたらナチス礼賛に見えちゃうかもですが……でも、「千年先には素晴しい理想の世界で この血を受け継ぐ子供たちが権力を握るだろう」って歌詞はほんと天才的だなーといつも思っています。まさに、今の世界じゃないか……。まあ、ライブ中はそんな真面目なことを考えて暴れてる訳ではなく、引き続き か、身体が勝手に……!!!状態で。イントロが始まる度沢山の叫び声があがっていて、皆どれだけ溜まってるんだ、欲求不満なんだと!!!(←お前がな)やっぱ、たまにピエロのライブにいってこれやらないと健康に悪い気さえします。
 03.ENEMY

 

 

 前の方だったので、火花ドーンがきて、これがまた快感。PIERROTのダークさがばりばりに出たこの曲、大好きです。昔、HEY!*3にこの曲ででていたんですが、普通の感覚の人からすると気持ち悪いらしいですけど(笑)私にはたまらんです。ちなみに、この日のキリトさんは懐かしい赤髪で、若干軍服テイスト。V系感がばっちりで、たまりませんよもう。ピエロもディルもそうですが、眼差しや表現に自己規制がないので、普段から欺瞞やみせかけの善にモヤモヤしているような人間にこそ、心地が良いのかも。

 04.AGITATOR

 


 拳ガンガンふりあげて大暴れしました、もちろん!PIERROT色全開で、興奮しすぎでちょっとやばかった…。

05.脳内モルヒネ


 キターー!!もう、キリトさんと一緒に、首ぐるんぐるんで、絶対上からみたらすごいおかしい景色だと思うんですけど、最高に楽しかった。しかし、何度きいても名曲。

06.ドラキュラ
 まさか、この限られた時間内で、ドラキュラがきけるとは!私が最初一番はまってた曲だった気がするんですが、かっこいいだけでなく切ない曲で、暴れつつもすごい感動してました。

07.THE LAST CRY IN HADES (NOT GUILTY)
 聴く曲で、身体のほうは一休みですが、この曲本当に切ないというか、良い曲すぎて胸が苦しいので、泣きださないように少し心を虚にしてきいてました。本当に病んでるときは自殺を考えてしまう私ですが(っていうか、本当に一歩も歩けなくなったら終わればいいんだから、と思い詰めた時期に決めて、それで乗り切ったくらい)、PIERROTのこういう曲をきくと、自殺することに対して凄い罪悪感が湧き出るっていうか、死ねないなって思う。思った時の効果が永続するわけではないんですが、慰められてるわけでもないのに、生きなきゃって気になる曲です。本当に、全く慰めてくれないのだけど(笑)
 08.HELLO
PIERROTとしての、最後のシングルのタイトル曲。出た当初は、傷を抉るような気持ちで聞いていたこの曲が、今ではどこか前向きで、過去ではなく未来に向かえる曲になったんだなぁと思って、感慨深かったです。でも、次は、またピエロで新曲を出してみてもいいんじゃないでしょうか…?!
 09.新月
 この曲もまた、暴れられるけど名曲で……心が病んでいるときに、落ちるところまで落ちるのに最適なんだけどライブだと只管盛り上がる。
10.REBIRTH DAY
 この選曲も、おっ?!って感じで。激しくのる曲ではないけど、開放的というか、凄くきもちがよかったです。
 11.HAKEN KREUZ

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 キタキタキター! 基本的に、PIERROTは「普遍性」を大事にしていると思うので、あまり何も考えないで暴れてましたが、この曲の歌詞も、本当に現代的なんですよね。タイトルとかみたら不謹慎!と思われるかもですが、超名曲です。それはともかく、やっと本格的にヘドバンできるぜーー!!!と頭ふりまくりました。パワー調節とか、できないね!

 12.CREATURE
 実は、新しくした眼鏡が、前のやつよりヘドバンによわいです。この曲のヘドバンは激しすぎるので、仕方ないので はずす→ふる→つける してました(笑)たぶんここで首がいきました。
 13.MAD SKY -鋼鉄の救世主-

 イントロで興奮が最高潮になってしまう魔法の曲。最後ちょっとキリトさんが歌詞間違えた気がしなくもないけど、気にしない!

14.蜘蛛の意図

 


 これ聞かなきゃ帰れません。首ふっとばすつもりで、暴れました(笑)しかし同時に、ハ~……今なら本当にガラスの破片が落ちてくる中で、世界が終わってもいいなぁって思ってしまった。幸福すぎてつらいっていう。
 【アンコール】

15.HUMAN GATE
これも、やはり、きかなきゃ帰れない!「生きてればいいことあるよ」とは決してPIERROTはいってくれないけど、「生きていかなければ」なんですよね。久し振りに生できいて、なにか力強いものを補給できました(笑)

 


翌日はピエロが先で。

01.MAD SKY -鋼鉄の救世主-

 最初からこれは、あかんやろーー!!ってくらいテンションMAX。準備運動なしでトライアスロンみたいな…いやちょっと違うけど、もう、既にいかれて悲鳴をあげている首を更に酷使しました。ある日私の首が転がり落ちたら、間違いなくヘドバンのせいです。

02.Adolf
定番だから本日もきけるはず!と思ってはいたけどやはり!後悔が残らんよう、精一杯拳をうちつけました(笑)会場全体をちらっとみたけど、ほんと、妖しい(笑)
 03.ENEMY
 04.HAKEN KREUZ
 05.脳内モルヒネ

 ここまで、初日と同じタイトルですが、まぁ、これでもかというほど盛り上がりました。
06.MAGNET HOLIC

嬉しい選曲!大好きなんです。因みに西武ドームのときは、「刺激をうけてしまうココ」で股間をまさぐりまくっていたキリトさんですが、最近ちょっとひかえめかしら……(どこ観てるんだ) 長く長く時空をこえて再会した二人、的な歌詞ですが、ピエロとピエラーはもう そういうかんじな気がします。
 07.パウダースノウ

 これも嬉しい選曲!真夏だけど真冬の曲で、切なく、浸ってきけました。「存在をせめて 君の中で生きていかせて」っていうキリトさんの声が やばいんだ…。
08.鬼と桜
 よっしゃー!きたー!と、一斉のフリ。まさかの、キリトさんがいきなり歌詞をトチるというあれはありましたが、すばらしかったです!
09.PIECES
 これも、激しいけど切なくて好きな曲。PIERROTの解散とどうしても絡めてしまう歌なので、これまでを思ってしまいましたが、そういうもの全部一緒くたにした上で楽しかったです。
 10.PSYCHEDELIC LOVER

 がらっと明るい曲調に。ひたすら楽しみました。
 11.CREATURE

 

 ヘドバン曲ふたたび。首がー!!
 
12.クリア・スカイ
 イントロがきて、よっしゃー!と。絶対ききたかった曲の一つです。ジャンプしまくるので、ブーツでたちっぱなしでいた足はすでにしびれていて、わりと限界だったのですが容赦なくとびまくりました(笑) この曲をきいていると、PIERROTと出会って良かった……という気持ちになります。
13.HUMAN GATE
 ああ、暫くピエロとまた お別れなんだな……とちょっと切なく。また、数年したら、ぜひなにかやってくださいね…!
 14.蜘蛛の意図
 悔いが残らないよう、もう大体限界だったんですが、「頭ふれーーーーー!!!!!」の仰せのとおり、ふっとばす気で以下略。

 

 さて、ディルですが、知らない曲も多かった中で、知っている懐かしい曲もいくつか。
FILTHを生できいたのは初めてで、めちゃくちゃかっこよかった!アクロの丘、残、朔、THE FINAL、Audience killer loop、どれも、凄まじい表現力に圧倒されつつじっくり聞きつつ暴れさせていただきました。ディルも、楽しい!知らない曲も、(あ、鱗とかはなんとなくしってた)美しいメロディーラインや、かっこいいリズムはわかるので、聞きながら馴染んでいくかんじで。今ようつべを見ていて、あ、あれはVinushkaだったんだなとか後からみてますが……。

 


 あと、ディルの映像のクリエイターさんって色々な人がいらっしゃるんですかね?背後で流れる映像がすごかったです。ってか、まさか、ジガ・ヴェルトフのポスターが出てくるとはおもわなんだ(笑)すごいセンスの人達が集まってあれらが表現されてるんですね。ボッシュの絵が効果的に出てくる所も、芸術的な教養レベルが凄く高い印象です。たまにグロすぎて うぉおお………(震)ってなりますが。やっぱ、原爆の後の被害の映像とか辛くて、こういうところに、ピエロとディルの表現様式の違いを感じます。思想(といっていいのかわからない。姿勢といったほうがちかいかな?)は近いと思うんですけどね。生の狂気か、隠れた狂気か、みたいな。

 

 とにかくすばらしかったので、ほんとに、2~3年に一度くらいでいいので(毎年だとお金がもたない!w)またやってほしいです!こんなかっこいい対バンそうない……。

 

 

~~アフターパーティ~~

 なんでチケットがばか高いかって……落選が心配だったので、一応全種申し込んだら、二日間ともVIPチケットになっちゃったんですよ(汗)チケットコミュを活用する前提で、最初から片方だけでもVIPチケット申し込まないでおけば、費用はおさえられますが、確実じゃないですし。バンギャ友達が少ない人間としては、みんなが人海戦術やるからこっちはとれないんだよーー!!!ってちょっと八つ当たりしたくもなりますが(笑)まぁ、だれしも、使えるものは使いますからね……。とぐちぐちいいつつ、結果楽しかったのでオーライなのです。(じゃあ一緒にチケットとる友達作らない方が悪いと思う人もいるかもですが、そういう友達と見に行っても面白くないのですよ。)
京くんってほんと小さくてシャイで、舞台の上と全然ちがってて、かわいくてこまりました(笑)キリトさんのサービス精神のおかげで、ぐいぐいひっぱってこられていて、眼福でした。ってか、キリトさんとDieさんがお似合いすぎて困った………背の高い美女二人がベタベタしてるようにみえて眼福でした(笑)

 最後に、メンバー10人がそろって乾杯しているのを見られたのは、なんか、V系史的にすごいものみたなーってかんじでした! 

 


※ライブ自体への不満だった点

・スタンディングエリアで座り込み禁止、と二日目にいわれたけど、ずっと立ってるの普通にしんどいぞ……。ちょっとは観客の体の限界も考えてはどうだろう。予め、体力に自身のないお客様は後方でといっていたので、勿論、いわれなくても私は後ろにいく人間ですが、坐り込みくらいさせてくれよ(笑)ロビーで休憩してきたらいいといわれるかもしれないけど、おひとりさまなので、ちょっと消えてる間に、キープした見える位置がなくなるのいやなんだよね。というわけなんで、あぐらかいて坐るくらいは許してほしいもんです。
・スタッフの側で、仕方ないのだろうけど質問してもちょっとわからない…というものがいくつかあった。まぁ、大規模なライブだったし、仕方ないんでしょうけど……。


 とまぁ、うーん?と思った点はありましたが、内容に関しては素晴しいライブでした!