ああ、今回は本当に素晴らしかった……。しかし辛い。愛しい。苦しい。


先ず冷静に、全体について。原作12~13巻は日本のお家にあるのでかれこれ半年近く読んでませんから、記憶が薄くなってる部分もあるけど、臨也とシズちゃんのバトルとか新羅の臨也評とか学校時代のところはかなりよく覚えてて。あれ、全体じゃないじゃん。でもまずこれから!戦いのところ、凄く良かったし、臨也の言葉とか、戦法をちゃんと絵にして納得できる、ああ臨也って恐ろしい男だなぁっていうかんじと、美影ちゃんがワクワクしてるかんじとか、シズちゃんが苦しそうにしてるのがちとセクシーだったりとか、それはもう色々あるんですが、チャットルームが壊れていく所とか寂しいけど不思議な良さがありますね。ろっちーがいい味出してます。クルマイ、ホントにさびしいんだろうなぁ。赤林さんの語り部ってなんか好きす。うーん、紀田君とろっちーが相性よすぎる。あと、あの恐ろしい雑踏の中で、私に何かあったら同人誌とか全部ゆまっちにあげると遺言残す狩沢さん大好きです(笑)狩沢さんのPCって覗いたら大変なことになってるんだろうな……。いや私のPCも割と大変なことになってるんで、死んだら爆発する仕組みにしておきたいんですけどね……。まぁ私はいいのです。




シズちゃんは、何やってもまぁ死なないだろうっていう安心感が、原作知ってるからというのはあるんだけど、シズちゃんに対して臨也がとんでもないことをすればするほど、益々シズちゃんがどれだけ屈強であるかを証明するだけに終わるっていうアレが私にはなんとなくあって、これを臨也が聞いたら不快に思うだろうけど、一生懸命考えてやったこと程シズちゃんには効かないんだろうなって。だから、余計臨也の肩持っちゃうのかなぁ私は……。先に鉄筋落としたのも臨也だし窒息死させようとガチでやってるのも臨也なんで、臨也が何されてもシズちゃんはなんも悪くない!けど……



鉄筋でふっ飛ばすシーンは 恐れていたけどホントいたそうで やめてよぉおおおおシズちゃんのばかーーーーーーーーー!!!!!!って歯噛みしてました………シズちゃんは鉄筋一本でなんでもできるけど臨也は消火システム弄ったりあれこれ準備してやっと初めてシズちゃんに膝をつかせたくらいなんだからさ、って臨也を小さく見てるんじゃなくて。



臨也も、頭が絶対的に良いし、天才には違いないんです。だがシズちゃんは、やっぱり人間のレベルを越えてるっていうのがあるから。多分、臨也が頑張ってる子に見えちゃって、シズちゃんは初めから力を持ってる人に見えちゃうんだな……だから、臨也の方が確かに悪事やらあれこれやってるんだけど、シズちゃんに挑む姿にどうしても好感を覚える。だってバカじゃないですか。化け物化け物いって、誰よりも人外扱いしてるくせに、確かに真っ向からかかっていかなかったにしても長年殺し合ってきて。


そして、「俺が死ぬのは別に構わない」「だが、コイツが生き残るのはダメだ」の臨也がなぁ………


いや腐った目線で見るとアレな執着に変換できるけど、そうでなくたって、なんかねぇ臨也が ホント わが子のように可愛くて(涙) 



そして、新羅……。



スタッフさん、福山さん、本当にありがとう。泣いちゃったよ……。


臨也のことを新羅が評する所、どうなるのかな、カットされたら暴れる!と思ってたの。

臨也に面と向かっては、死んでもまぁセルティがいるから大丈夫!みたいにいってた新羅が。

少し寂しげな、優しい表情で、バカだけど憎めない大事な人間を思う表情で。臨也は人間に絶望することはないから、裏切りとかで嫌がることはないけど、それは強いからじゃない、逆だ。底がない筒みたいなものだ、って 優しい優しい声で語り聞かせてくれてね………もうね。新羅と臨也って、もうトーマの心臓ですかってくらい好きな程よい関係ではあるんだけど。臨也は誰よりも人間らしいし、って。臨也のことちゃんと見ててくれるんだな、って思うと私は もう 胸の中がなんか大変です。スピンオフのドタチンの「あいつだって人間なんだぜ」と並んでもう私の心の涙腺ぶっこわれっぱなしです。どうしてくれる。


シズちゃんと臨也の、あの戦いが辛いのは。お互いが解り合おうとしなかった結果ってかんじが強いからですね多分。必然だったけど、辛い。

シズちゃんは、自分も臨也もずっと一人だった、って意識を持ちながらそれ以上踏み込むことはなく。

臨也は、確実に人としての仲間を増やしていく姿を見ながらも、その意味を直視せず。

でも、その歴史があるからこそ、臨焼けでの、臨也が自分を戒めて「俺は奴の人の部分をちゃんと見ようとしなかった」という台詞や、あのシズちゃんが「一つだけ認めてることがある」って言った事が凄く響くんですよね……初めから二人が理解しちゃってたらデュラララの面白みはだいぶ減ってたんだろうなーってのも事実で。人間が面白いっていうのはこういうことですよね……結局、トラブルとか大変なことを経てどうなのかっていう。



あ、個人的に今回の萌えポイントは一瞬フードになってた臨也と、「あの化け物め…!」と低い声で唸る臨也。あのね、臨也がたまに一生懸命になっていっぱいいっぱいの顔とか声になってると それはもう愛しくて。あんな可愛い生き物ならまぁ色々悪さしても仕方ないよ、うん!!!(これが親ならバカ親)



臨也が実は弱い説は、私は真実だと思ってるけど、そこから色々解釈が出てきて、でも実は臨也が人間を好きじゃない って解釈だけは私好きじゃないんですよね……弱さを強さで覆っている(矛盾してるようですが臨也は結構努力の人なので、なんでも受け止められる強さはなかったけど、自分なりの強さを努力で得たのだと思う)と思ってて。


人間を見るのが好きなんだけど、荒波にもまれる、真正面からぶつかり合う強さはなかったのだと思うし。実際、原作にもある通り、全体を愉しみたい性分だから、自分の生き方に必要な形で武装したんだろうなーって。「人間のほうも俺を愛して然るべきだ」なんて嘯きながら、真っ直ぐ愛情を向けられると受け流しちゃうとか壊れちゃうとか、それなんて妖精???ですよほんと!しかも実は義理難いとかなんなんだ。


シズちゃんは強いのか弱いのか………どっちなんでしょうね。臨也よりは強いと思うけど。人の気持ちを受け止められる分だけ。というか、罪歌編で自分の力を少し好きになれた、ってとこで大きく成長したから、「俺は自分のこの卑怯さが結構好きだ」などと言って、静雄へのコンプレックスも否定はせず、自分と戦う訳ではない臨也よりは強い、といえるの……かも?



なんとなく、私の中では、臨也は静雄に対して「強い癖に」っていう変な軽蔑をしてるという妄想があってですね……。新羅のパパが、杏里ちゃんに「君みたいな強者が弱者にすごむべきではない」という場面がありますが、臨也と新羅パパはまぁお互い歪んでて変人だけど相性もよく、臨也は杏里ちゃんのことも嫌ってることを考えると、明らかに強いのに「自分は強いのだ」という自覚をせず、他の人間と同じようにふるまう存在がいやなんでしょうね。強い側にしてみれば言いがかりでしょうけど。「当たり前に強い」「人間の範疇にない(臨也の物差しで)」存在が、人間の中に混じっていることは許しがたいのでしょうね。正しくはないけど、臨也のその偏見はなんか 「人間のすること全てを愛する」という生き方を貫いてきた彼なら仕方のないことだという気もして。シズちゃんや杏里ちゃんが悪い訳ではないし彼らには彼らの苦悩・苦痛があるのだから、臨也がそれを受け入れなかったことに非があるのでしょうが。


あれ、臨也語りに終始……しないために!


春奈ちゃんが可愛いし、まぁあの 那須島は最悪なヤローですが あそこまでやったのはまぁ凄いよね。春奈ちゃん、お幸せに……。でも個人的にはやっぱ 杏里ちゃん×春奈ちゃん推し!!!!(ぁ)春奈ちゃんののろけを聞いてあげつつ百合百合しく春奈ちゃんと接する杏里ちゃんとか見たい。




取り敢えずですね……なんか!!書きたいし読みたい!!のに。



ピクシブに私だけずっとインできねぇえええええなんでだぁああああああああ!!!!一昨日までフツーにインできてたのに(涙)ガチでしんどいです……ううう。臨也のなにかを見るのが日課だったのに!!


もう、あと 三回??でデュラ終わっちゃうのかアニメ………うそみたいだ。

兎に角臨也への愛で苦しみつつ乗り切ろうと思います……。