ただいま容赦ない風邪の炎症に悩まされて鼻はグズグズ、痰が絡んでウエッホエホエホッ!!って一日中咽てるわで結構アレなのですが、そのせいか眠りが浅くなったのか、朝方に夢を見ました。二日間続けて。
一日目に見た夢は、それはもう美しかった。誰と行ったのかは分からないけど、学校とライブ以外では家に閉じこもっているのが普通の私が誰かと一緒に遠出して遊びに行ったのです。何処かの高山らしく、簡素だけれどこぎれいなホテルに泊まれたようです。といっても、ホテルの部屋(多分一人部屋)は束の間出てきただけで、しっかりと氷の張った湖の上で気が付けば思いのままに遊んでいました。辺りは白々と清浄な空気。スケートも出来るし、しかも安全なくらいちゃんと氷が張っているのにその氷を好きなように割ることも出来て、敢えて氷の道を分断してみたりもした気がします。その時は誰かと一緒に遊んでいました。
その後はまた一人でしたが、この時が一番綺麗でした。どれ程高い所だったのか分かりませんが、ホテルに戻ろうとしていたのだと思いますが、山道になっているところを登るのですが、道の脇は断崖になっていたのでしょうが、それは全く見えないのです。代わりに、雪と見紛うばかりの雲海!雲海!――夢だから非現実的でも良いのです。そして、雲海の中に一輪、紫の可憐な花が咲いて揺られていたので、私は手を伸ばして、雲海の中に少し手を入れて、暫く冷たくなく、質量のないこの雪の中に手だけを浸すことで、高貴な感じのする紫の花と一緒に美しい世界に溶け込んでいるような感覚に浸っていました。
……因みに、このことを母に話すと、「宇宙とか見なかったよね?」と聞かれ、見なかったと答えると、安堵の表情で「宇宙を見るのは死の予告なんだよ」と言われました。……宇宙飛行士だったら幾らでも宇宙を見るのではないかと思うのですが。うーん……。
二日目に見た夢は……これは今住んでいる所に嫌気が差しているのと、はまっているアプリが引っ越し自在な為か、電子上の地図を見て好きな所を見てぱっぱと引っ越せるという世界にいました。それで、「北のここにお城を作ってみませんか?」という招待が来て、私はすぐに承諾してそこにもういました。……お城っていうか、別にただのビルみたいなものが建っていたのですが、驚くべきは周囲の景色。連なる山は頂きのほうはどれも雪化粧を施されて果てしなく連なり、裾のほうは緑を残しています。空は青く、それは美しい景色。これだけで気を良くした私ですが、そのビルの中の部屋は理想的。今の私が求めるのは、豪華さではなくて適度な簡素さ。勉強机と食卓、あとは本棚が狭くはない部屋に場所をとりすぎず置いてあって、普通のベランダからは先ほどの山並みに臨めます。これだ!
……夢はここまで。現実に待ち受けている部屋は、かなり散らかっていて掃除の大変なきったねぇお部屋でした。あ、一応、汚宅ってほどじゃないですよww