いや、演劇ではなく、一応サーカスなのだけれど、結構演劇的だったしあまりにテーマ増やすのも何なので。


これ、 見てきました。


 いやー、すっごく面白くて楽しくてきれいでした!やっべえなんて幼稚な感想…。


 なんかこう、本当に演劇をやる舞台みたいな感じで、四人個々のキャラクターとか、なんとなくの関係とか、彼らが何をしたいとか、どういうことをしようとしているのかというドラマはなんとなくあって、それが巧みな動きで表現されていくんですが、やっぱりサーカスなだけに手に汗握ると思えば私気づいたらぽかんと口を開けて見入っていたりという調子で、緊張の高まりと笑いでほぐれる瞬間と、うまく操作されたなーって感じです。

 ものの使い方が本当に面白くて、ものに定められた役割からものが解放されてるって感じ。ベルギーってなんかすごいなあ、とても芸術的な水準が高い気がします。でも、サーカスだから、声を出して笑ったり、皆で盛り上がってもいいんですよね。素敵でした。

 最後の綺麗さには息を飲みます。鍛え上げられた肉体に薄明かりの陰影が閃いて、自分で芸術を表現できる肉体と感性があるってなんて素晴らしいことなんだろうって思いました。



 私ってなんてつまらない体してるんだろ……とちょっと肉体を鍛えたくなりましたが、すぐへたれちゃうんだよなあ。