太陽光パネルの欲しいのは「光」 | 太陽光発電情報ポータルサイトのブログ

太陽光発電情報ポータルサイトのブログ

太陽光発電システムについての情報をお届けしています。




太陽光の量は文句なしに真夏が一番多いのですが、
実は最も発電量が多い時期は夏ではないのです。




住宅の屋根置き用やメガソーラーなど、大規模に普及している太陽電池はシリコンを使う。
真夏の強い日差しによって太陽電池の表面は高温になり、
そのせいでシリコンが本来の能力を発揮できず、
太陽光発電の弱点


太陽光発電のポイントであるパネル

多くの方は知らないですが
実は熱によって発電効率が低下します

温度が25度を越えて行くと発電効率が少しずつ変わっていくのです

独立行政法人「産業技術総合研究所」の発表によると、
温度が10度上がると、2~5%程度発電効率は下がるそうです

ある人が夏、とても暑い日に
発電効率が悪くなったのに気がついて、
パネルに水をかけて冷やしたら
なんと10%以上発電効率が良くなった
なんていう逸話もあります

その代わりと言ってなんですが
屋内はその分涼しくなります

と言うのも
今までの屋根の上に太陽光パネルが乗ることで
屋根が二重になり太陽光線による熱を
パネルが吸収する緩衝材のような役割をはたしてくれるからです。


話を戻しますが

最近は、暑さによって発電力が下がらない
光を多く吸収し、暑さに強い太陽光パネルも出ています

以前の多くのパネルは単結晶シリコン型であり
規則正しい原子配列となっていてるのですが
厚さで発電力が下がるのが問題でした

しかし
気温の影響を受けにくい特性がある
アモルファスシリコン型が登場しました



アモルファスシリコン型の
メリットとなっているのが、暑さに強い、
そして発電量が多い点です。

というのもパネルの結晶が
不規則な原子配列となっているので、
より多くの光を吸収しやすくなっています

ただし結晶シリコン型に比べると
寿命が短いのがデメリットとなります。

でも技術の進歩によって長寿命化が促され
すぐに劣化してしまうという問題点は
クリアされています。


また
発電効率に関しても


多結晶シリコン型と積層させることで
アモルファスシリコン型のメリットを残しつつ
発電量を増やしたハイブリッド型が
開発されるなどして用途が広がりつつあります。