胎児の無頭蓋症発覚による中期中絶について書いています。読んで下さる方はご留意お願いします。
出産後のお別れの流れは決まりました。
次はもっと細かいところ、具体的には、赤ちゃんを入れる棺や火葬後の骨壷をどうするかについて調べました。
この辺りのことは、経験者の方のブログをたくさん読んで調べました。
(書いてくださっていた方々本当にありがとうございました!)
その中から、まず棺と骨壷についてはこちらのものを選びました。→ 天使のsora
小さい赤ちゃん用の棺や骨壷は柄もかわいいものが多く、少しだけワクワクしました。
18週で分娩になるので、棺は一番小さい21cmのもの。お布団もついています。
とにかく赤ちゃんらしい、かわいいものがいいと思いました。
夫とサイトの写真を見ながら、これもいい、あれもいいと迷いながら、性別が分かっていなかったので、男女どちらでも大丈夫なようにカラフルなお星さま柄に決めました。
骨壷も、いちばん小さいもの。大人の遺骨に使うような、いかにも骨壷!と言うような白一色のものではなく、これもまた男女どちらでも大丈夫なように、くまさんのキャラクターとシャボン玉のイラストが描かれた黄色いものにしました。
こちらのサイトにはサイズの選び方も書いてあり、基本即日発送対応されていたので助かりました。
これで、火葬までと、火葬以降の赤ちゃんの居場所は決まりました。
そこで疑問に思ったのが、産着のことでした。
はだかんぼはかわいそう。でもこんなに小さい子の産着ってあるのかな。病院で用意してくれるのかもしれないけど、自分で用意したいな。
そしてうちの子は後頭部がないから、できれば帽子も着せたい。
またブログを読んでいると、産着について寄付をされている方がいることを知りました。
ご自身も死産を経験されており、その時のお話も大変参考になりました。
HPも運営されています。
とても小さい赤ちゃん用のお洋服、たくさんの柄があって、こちらも少しワクワクしました。
ぜひ着せたい!
Instagramのメッセージからお願いすると、すぐに返信をくださって、入院までに間に合うように仕立てて送って下さることになりました。
お別れの準備を進める中で、強く思うことがありました。
この子のことを、絶対なかったことにしたくない。
元気に生まれた子と同じように誕生を喜び、抱っこして、産着も着せたい。
手形や足形もとりたい。
名前もつけたい。
写真も残したい。
多分生まれた時に既に命はないのだろうけれど、お腹の中で一緒に過ごしたことは絶対に忘れないし、母である私以外の人にも、この子は確かにいたんだよと認めてほしい。
実はこの時かすかに、胎動を感じ始めていました。
中期中絶するようなことがなければ、どれだけうれしいことだっただろう。
上の子の胎動を初めて感じた時のことを思い出します。
元気に生きてるね。ありがとうね。
ごめんね…
胎動を感じる度に、何とも言えない気持ちになりました。
うれしかったし、悲しかったです。
お別れの準備の品々は、とても迅速に用意していただき、入院前には自宅に揃いました。
葬儀社との打ち合わせも済み、入院準備も済ませました。
入院前日、落ちつかなかったので、入院中にやりたいと思っていた折り紙や、手形足形を残すための色画用紙やスタンプ台を近所の100均に買いに行きました。
ありふれた日常の買い物を皆がしている中、まさか明日から中期中絶入院する人が、ここで準備品を買ってるとは誰も思わないだろうなー
そんなことを思いながら、
そしてだんだんソワソワしてくる気持ちを抑えながら会計を済ませ、いよいよ明日から入院です。