上の子のお世話の一つ一つが貴重だと思っていても、やはり日常には地雷がたくさんあって、簡単に踏んでしまい、簡単に涙が出てきます。
特に辛かったのが、新年度が始まった幼稚園でこの時期よくある「親子遠足」。
コロナ禍でしばらくなかったものの、この年からは近場・短時間で再開していました。
上の子は年中からの転入組、かつ基本毎日延長お預かりだったので、仲のいいお母さんもほぼおらず。そしてそもそも、親子遠足に行くような気分では全くありません。
予想通り、ポツン。
そして目に入る下の子を連れているお母さん。
お昼前に解散で、本当に助かりました。
上の子がお友達と楽しそうにしているのを眺めながらも、陽を思い出して涙が出るのを抑えるのに必死の3時間でした。
当然ながら、私の遠足史上、ダントツにつらい遠足になりました。苦笑
そんな辛い毎日の中、大学時代の友人と会うことになりました。
彼女もまた数年前に、二人目の子を早産で生まれてすぐに亡くしています。
中期中絶後、いろんな人が労わって、励まして、いっしょに悲しんでくれました。
でも、究極に同じ気持ちが分かるのは、同じ体験をした人だけなのです。
彼女に、今の自分の気持ち、人に言われて嫌だったことや陽に対する罪悪感、次の妊娠に対する恐怖感をぶちまけ、全てに共感してくれ、やっと一区切りついたような気がしました。
全ての経験は糧になるというけれど、そう言われても私はこんな経験をしたくなかったです。
でも経験してしまったんだから、残念ながらこれから同じ体験をした方の力になりたいと、この時初めて前向きに思えたのでした。