胎児の無頭蓋症発覚による中期中絶手術について書いています。

お読みいただく際はご留意お願いします。

 

退院を翌日に控え、上の子への説明と対応の仕方(赤ちゃんを会わせるか、火葬に立ち会わせるか等)について、医療センター内のチャイルドケアの専門家の方に相談できることになりました。

 

約束の時間に病室に来てくれたカウンセラー?の方は、とても親身になって話を聞いてくれました。こういうきめ細やかなフォローが同じ医療センター内で入院中にできるのも、子どもの専門病院のいいところだったと思います。

 

上の子への対応については、基本的に何が正解とは決まっておらず、夫婦で相談して出た答えの通りに行動すればいいとのことでした。

 

ただし、今回の死産についてファンタジーにしないこと。

事実をわかりやすく伝えてあげることが重要だと言われました。

 

そういった意味で、入院前に私が上の子に、「治らない病気もあるんだ」と伝えたことはよかったと思いますと言ってもらえて少し安心しました。

 

そして赤ちゃんに会わせる場合は、事前によく説明をしておくのが大事とのことでした。

5歳の子が想像する赤ちゃんの姿とは、かなりかけ離れているからです。

確かに、弟か妹だよと言われてこの姿を見ると、子どもは相当ショックを受けるでしょう。

まだ外に出られるまで5か月もかかる赤ちゃんの途中の姿については、事前に説明して、本人に会うか会わないかを選択させてあげたほうがいいのではないかということでした。

 

そして火葬について。

これについても同様でした。どういうことをして、どうなるのか。

体を焼いて骨が残るということを説明しておく必要がありますとのことでした。

 

 

カウンセラーさんの話を夫に伝え、話し合いました。

その結果、上の子には赤ちゃんに会わせず、火葬についても立ち会わせないことにしました。

妊娠していたこと自体を最近知った上の子に、この展開は早すぎて5歳で概ね正しく理解するのは難しいだろうと思ったこと、トラウマだけが残ってしまわないか心配だったからです。

 

また、火葬については私が正気でいられないかもしれないと思っていたので、上の子に母が狼狽する姿を見せるのが憚られたということもあります。

 

実際カウンセラーさんも、小学生以上の場合は赤ちゃんに会わせたり、火葬に立ち会わせたりしても理解が追いつくことが多いが、未就学児の場合は控える方が多いと言っていました。

 

ただ、下の兄弟が生まれてきたこと、忘れないでいてほしいことをもう一度しっかり話すことにしました。

 

 

さて、翌日はいよいよ退院です。

陽を安置場所へ送り、久々に自宅へ戻り上の子に会えます。

その次の日はいよいよ火葬・・

 

心が落ち着かない日々がまだまだ続きます。