程なくして生理がきて、3回目の移植周期に入りました。4AAはもうないので、今回は4AB胚盤胞を移植予定です。


その前に、2回目の移植〜流産までかかった費用をまとめると、207310円でした。

ここから、東京都と区からの助成金、そして流産の手術には医療保険が適用されたので、実質負担は57310円となりました。


移植も3回目となると慣れたもので、流産直後の周期ということもあって、もう惰性というか、流れ作業のように進めました。いろいろ考えたって、自分の知らないところで運命はもう決まっているわけです。判定日までソワソワするのも、ある意味無駄なわけです。学習しないとね、と思いながらもうっすらドキドキして日々を過ごします。笑


しかし、4ABとはいえグレードのいい受精卵を移植して陰性の判定だった時、ふとアイツのことが頭をよぎりました。

前回移植前に散々苦しめられた、慢性子宮内膜炎です。

流産手術等で子宮内に器具を入れたりした際、細菌が繁殖して内膜炎になりやすいと聞きました。


またアイツが居座ってんじゃないの…?


先生も同じ見たてで、漫然と4回目の移植をするよりはまた子宮鏡検査で内膜炎になってないか見てみたほうがいいかもということになりました。

同時に念のため、不育症の検査もやることにしました。これについては先生はそこまで押していませんでしたが、もう受精卵はあと3つ、胚盤胞は次回分がラストです。できることは全部やってから臨もうと思いました。


そしてやはり予感は的中。また慢性子宮内膜炎になっていることが発覚したのです。

また炎症を起こした子宮に、いい胚盤胞を移植してしまっていたのです。


不妊治療をされている方の中に、どれだけこの慢性子宮内膜炎のことを知っている方がいらっしゃるでしょう。わたしはたまたまブログで同じ症状の方を見たから疑いをもつことができましたが、いい受精卵を移植してもなかなか着床せず移植を繰り返している方は必ずこの慢性子宮内膜炎になっていないか検査するべきだと思います。

グレードのいい卵ができることがまず稀なのに、子宮側の状態でうまくいかないということをもっと情報として広めるベきだと思います。


不育症の検査は問題なく、また内膜炎治療の抗生剤を飲むことになりました。

またビブラマイシン1種類から提案されたので、こんなチンタラやってられないと思い、以前の治療を説明して、治った周期に飲んだ抗生剤と、効能がかぶらない他の抗生剤をプラスして処方してもらいました。


もうアイツに何周期も付き合うヒマはありません。

同じことは二度と繰り返すまい。また?!と落ち込んでいる時間がもったいないのです。


やれることは全部やってやるからな。

と、変にメラメラ闘争心を燃やしながら、2回目の慢性子宮内膜炎治療に挑みました。