2つできた4AA胚盤胞のうち最初の1つを、知らずにあんなにひどい慢性子宮内膜炎を患った子宮に戻してしまったことをまた悔やみつつ、今回は子宮がきれいになったことは間違いない、受精卵のグレードも申し分ない。


…となると、後に残る卵たちはグレードがこれ以下のものばかりだから、今回うまく行かなければどうしようという不安がまたやってきます。


高度不妊治療って、本当に博打だなと。かかってるお金も半端ない、成功率は高くない、いい条件だからといってうまくいくわけでもないのです。

現代の生殖技術の進歩にありがたく思いながらも、子どもを授かることができるかどうかを賭けたこの博打って、倫理観を無視しないとやっていけないレベルだなと思います。いろいろ考えてしまうと持たないので、とにかく無になって淡々と進める、結果は神のみぞ知るの精神でやろうと自分に言い聞かせていました。


さて今回も仕事を少しだけ早引きして移植が無事完了しました。採卵と違って、移植は本当に楽です。


しかし判定日まではまた精神的に辛い日々が続きます。いくら淡々と過ごすと決めても、かかった労力やお金、そして自分の希望を考えるとやはり冷静ではいられません。

きれいな子宮、いい受精卵、この状況が却って自分を苦しくさせていました。フライング検査をするのも怖い。こんな厳しい合格発表ってある…?


もうしんどい 泣 早く判定日後の世界に行きたい。

そう思いながら判定日の診察に向かいました。