とりあえず3回ほどタイミング指導で行ってみようとなった後の最初の周期はあえなく撃沈、まぁそんなにすぐうまくいくわけないかと思いつつ、クリニックの先生の、「だめだったかー、ごめんね…」という言葉にこちらが申し訳なくなりました。


ところで、わたしは1人目出産前の一連の検査で甲状腺機能低下症(橋本病)が判明していて、その後も定期的に甲状腺内科に行って状態を見ながら投薬量を調節してきました。

2回目のタイミング指導を受ける頃に定期診察の時期を迎えたため、いつもの甲状腺内科に行くと、診察室に入ってすぐに医師から、「大丈夫ですか?相当しんどかったんじゃないですか?」と言われ、?となりました。

「バセドウ病のtrabの値がかなり出てて、計測可能数値が振り切れてます💦」

え?わたし橋本病のはずだけど…

バセドウ病は、甲状腺機能亢進症といって、簡単に言うと橋本病とは逆の原因で甲状腺に異常をきたしている病気です。ホルモンが分泌されすぎて、動悸や息切れ、眼球突出や痩せすぎなどの症状が出ます。橋本病はホルモン分泌が足りないので、チラーヂンという薬でホルモンを補っていたのですが、この時は出過ぎているホルモンにさらに追い打ちをかけてしまっていたわけです。

自覚症状はほぼなかったものの、何となくしんどいなぁと思っていたことは事実でした。

チラーヂンは即やめて、今度はホルモンを抑えるメルカゾールという薬で状況が落ち着くか見ていく必要があると言われました。


ここで、2人目を希望していることを伝えると、医師の顔が曇ります。メルカゾールは妊娠希望の場合使えず、代わりにチウラジールという薬を飲むことで対応できるが、副作用があった場合かなり重篤なもの(白血球の減少により高熱、肺炎を引き起こす)になることや、効果が出るのに2か月ほどかかること、その後症状が落ち着いたことを確認する必要があるため、しばらくは妊娠を控える必要があると言われました。


このとき1人目は2歳児クラスの3学期を迎えようとしている頃でした。早生まれなこともあり、3学年差で滑り込みたいという希望は相当厳しくなり、バセドウ病が発覚したことより妊活を中断しなければならないことにショックを受けました。しかもはっきりとした期限は分からないし…とてももどかしかったです。


しかし、このまま妊活を続けるわけにもいきません。気持ちを切り替えてまずは甲状腺を治し、その間に、妊娠したら難しくなるような検査を受けたり、生物を積極的に食べたりして笑 過ごすことにしました。結果的に副作用も出ず、甲状腺ホルモンの数値も落ち着いたのが確認できるまで3か月ほどを費やしました。