自分が子どもの頃から、将来結婚したら、子どもは0か2のどちらか。と考えていました。

といっても結婚して妊活を始めてからは、0は望んでもできなかった場合仕方ないという結果論で、とにかく一人っ子はナシ、3人以上は大変だろうという漠然とした考えだったので、自然と2人というのが既定路線でした。


実際に1人目が産まれて子育てが予想以上に大変で産後クライシスを経験しても、既に1人目が産まれた以上もう1人という考えは変わりませんでした。


なぜそんなに頑なに一人っ子を避けたかったか。

それは、わたし自身が一人っ子ということが大きいです。兄弟がいなくて不幸だったということは全くありません。でも幼いころから、両親がいなくなったら本当に1人だという恐怖感は常に感じていたし、世代的にも一人っ子は少なくて兄弟のいる友達がすごく羨ましかったです。学校でも、仲のいい友達1人と常に一緒にいないと不安になるタイプで、その子にとって自分は重たい存在だっただろうなと思います。そんな自分が嫌で、ずっと一人っ子コンプレックスを抱いていました。

今思えばそれは一人っ子のせいではなくわたし自身の性格だったと思います。


その後成長に伴って友人関係は幅広く築けるようになりましたが、親の目、特に母は極度の心配性だったため、関心が自分に集中するのがしんどいと感じることも多くありました。大人になると今度は両親の老後は1人でみることになるという心の負担を感じることになりました。


今でこそ、一人っ子、兄弟のそれぞれのメリットデメリットがあって、そしてそもそも家庭によって事情は全て違って、自分の置かれた環境でいかに自分らしくやっていくか、それだけの話なのですが、わたしは長年一人っ子で嫌だった部分だけをかなりクローズアップしてしまっていたので、絶対もう1人産む!という思いは相当強かったし、年齢も相まってかなり現実的に動いて行くことになります。