クリニックに行った次の日、うっすら茶色のおりものが出ました。この時点で、今回はうまくいかないかもしれない…と直感的に悟ると同時に、なんとかならないだろうかと何とも言えない気持ちでした。

夫にも、今回は難しい気がしていると予防線を張っておきました。


念のため、この時期の茶オリや少量の出血は決して珍しくなく、これらがあっても順調に経過している方はたくさんいるので、不安を煽ったら申し訳ありません💦


そして翌日に起きた衝撃的な出来事は今でも鮮明に覚えています。


!!ここから表現が生々しいので、血が苦手な方はご注意ください。!!


ちょうど仕事は繁忙期、ようやく仕事を終えて帰ろうと立ち上がったとき、生理の多い日のドッと出る感じがしました。あーやっぱり…という思いと、ただのオリモノかもという思いとが交錯したのも束の間、尋常ではない量の何かがどんどん出て来る感覚に襲われます。

ヤバい!これ絶対ヤバいやつ!と焦りながら、同僚たちにバレないように極力平静を装いトイレに急行して下着を確認すると、もう書くのも憚るくらいの量の出血で、あーダメだった…という残念感と、出血量の多さに狼狽えました。服やトイレも汚してしまったのでとりあえずそれらを何とかし、予約していた鍼灸院に向かいました。


その途中、クリニックに電話して状況を伝えると、おそらく流産だから今後も多少出血があること、安静にしてできるだけ近くの産婦人科にかかってほしいと言われます。


多少どころかすごい大量に出血したわ!と思いながら鍼灸院に向かい、それから近所の産婦人科に行けばいいわと思っていましたが、しかしその鍼灸院でも同じくらい大量の第二弾、第三弾の出血が起こります。不妊治療の鍼灸院なので当然事情は察知してくれて、落ち着くまで個室で待機させてもらいました。そして、また出血が起こるかもしれないから、何なら救急車呼んでもいいし、タクシーで帰る方がいいと言われました。


救急車はちょっと迷惑だなと思ったのと、ずっと鍼灸院に居座るわけにもいかないので、とりあえず外に出て大通りでタクシーを拾おうと脇道を歩き始めたとき、第四弾の出血が起こります。結果的にこの出血がまたいちばん多くて…なんとか近くのコンビニに入るもトイレがなかなか空かず、隣のカフェに入って飲み物を買う余裕もないままトイレにかけこみました。今思えばこの時に大きなかたまりがいくつか出たので、赤ちゃんもいたんじゃないかな…と思います。そして黒いパンツを履いていて血が目立たなかったのが地味に救いでした。薄い色の服だと周りの人がびっくりして大騒ぎになってしまっていたと思います。


度重なる出血が怖すぎて、そして多分赤ちゃんが流れてしまったことが悲しくて、カフェを出たところの花壇みたいなところで夫に電話して一部始終を話し、もう動くのが怖いから迎えに来てほしいと伝えました。


…その後迎えに来てくれた夫から鉄分を補給するプルーンヨーグルトを手渡されたのをよく覚えています。夫なりの気遣いですね 苦笑


その後は大量出血はなく、タクシーで自宅に着いた後はようやく落ち着いて過ごしたことを覚えています。その日産婦人科に行く気力はなく、翌日受診することにしたのでした。