仕事中の出先、
少し道幅の狭い道での 車でのすれ違い。
私も、何となく わかった
「 カレだった 」と。
目が合った。
あの頃より、だいぶ大人になったカレは
歳を重ねた深みのある顔になっていた。
会社に戻り、携帯を見ると
カレからのLINEが入っていた。
長押しして、既読が付かないように
文面に目を落とす。
その内容に、
カレの危うさをみる。
それは決して、危険 という感じでは無くて、
カレの脆さを感じた、と言うこと。
当然だけど、私たちの “ あの頃 ” から
長い月日が流れていて、
お互い、今いる立場、環境
全てが時と共に変化している。
それなのに、
カレの中の一部分が
まだ きっと、あの頃の中にいるんだ、と
そういう、
カレの危うさ、心の脆さを感じ
何だか、切ない気持ちになった。
カレの事を、少し哀れに感じる自分に
切なくなったのだ。
以前、数年ぶりに 突然来たLINEも
既読はつけたけれど、そのまま放置した。
それで何かを感じてもらえたら、と
そう言う意味で、放置した。
あの時、私もなぜカレのLINEを
ブロックせずに残したのだろう、、?
きっと、私のなかでも
カレとの記憶を
ぞんざいにする事が出来なかったから
返事は返さずとも、消す事が出来なかった。
いつか、どこかで偶然、ばったり と。
そんな再会をする時があったなら
お互い 笑顔で、
『元気だった?これからもお元気で』
の一言の会話で、
もしくは心の中で言って、
そのまま また、
自分の今ある道を歩むことを望んでいたの。
でも、それは
私の独りよがりな気持ちだったね。
アナタが自分で事業を立ち上げ
人を雇って頑張っている事は
風の便りで聞いてます。
どうか自分の社会的立場を
1番に考えて、
そして、自分を幸せに導いてくれる人を大切に。
LINEは削除。
残していた私もいけなかったね。