昨日の日記の続きです。



今回、気管切開と一緒にすすめられている 「咽頭気管分離術」



これは、喉の所で気管と食道を分離して気管に蓋をします。



これをする事で、今回の宙の大きな原因 「誤嚥性肺炎」 を
防ぐ事ができます。



寝たきりの人や、宙のように飲み込む機能が弱い人は
口から食事をしていなくても、自分の唾液や嘔吐物が
肺に流れ込み、それが誤嚥性肺炎を引き起こします。



なので気管を喉の所でふさぎ、流れ込むのを防ぐ
というものです。



ただ気管をふさぐので、呼吸ができなくなるので
気管切開とセットで行います。



今回、入院中にも2度目の肺炎になった事から
肺への流れ込みはかなりあるようです。



気管切開しただけでは、誤嚥は防ぐ事ができず
分離をしなければ、またすぐに肺炎になると
言われています。



気管切開だけでも、肺炎になった後の処置は
すぐできるようになりますが、肺炎を何回も
繰り返すのは、やはり危険です。



気管切開はやると決めています。



じゃなんで、分離に踏み切れないかと言うと・・・



気管切開だけなら、大きくなって体がしっかりして
肺への流れ込みが無くなったり、自分で痰などを外に
出せるようになれば、取ることができます。



宙には大きい目標ですが、取れば声が戻ります。



また切開した場所に付いている器具の穴を塞げば
声帯まで息が届き声が出ます。



本人は苦しいので、あまりできませんが
自分で調節出来る人は、しゃべりたい時だけ
自分で穴を塞ぎ、しゃべるそうです。



ですが分離をすると一生、気管切開を取ることが
できなくなります。



声帯の前で気管に蓋をするので、何をしても
声がでなくなります。



声を取り戻す可能性を残したいなら、分離はできません。



でも今回の肺炎はとても重症で、いつもは一週間ほどで
退院できるのが、今回は二週間たった今も呼吸器から
離れられずにいます。



こんな苦しい思いを何度もさせて、声を取り戻す可能性を
守ったところで、宙にはどれほどの可能性があるのか



また今の状態では誤嚥してしまうので、口に何かを
入れるなんて危なくてできず、お茶すら飲ませることが
できません。



分離をすれば、少なくても味を楽しむ程度の食事は
安心してできるようになります。



何が宙にとって良い選択なのか。。。



今日パパも仕事を抜けて、先生と3人で話をして
最終決断をします。



正直、私の中では答えが決まっている気もします。



ただ、背中を押してほしいだけ、なのかもしれません。



今日の日記は少々長すぎました。。。



今日の宙も元気です☆