三光下深水地区の城跡さんぽ。

 

中津市文化財調査報告 第75集より

 『中津市三光下深水地区、「古城(ふるしょう)」「城ヶ谷(しろがたに)」の小字周辺を平成27年12 月24日に現地踏査を行った。  

 古城周辺では、東隣の小字「内尾迫(うちのざこ)」との境付近に幅3m程度の堀切がある。さら に進むと堀切が2条あり、最奥の堀切では西側に堀内での西進を阻むような石を張り付けた土塁が 構築されている。堀切西側は帯曲輪が巡っており、その帯曲輪を南に辿ると数条の竪堀からなる畝 状竪堀群がある。帯曲輪の先は横堀状を呈し、途中クランクする。その先にも数条の竪堀があるが 竹木の影響で本数は判然としない。尾根上に主郭と見られる高まりがあり、西側に3~4段の帯曲 輪が巡る。畝状竪堀群から上の帯曲輪までは3m程度の切岸とする。主郭の南と西辺に高さ50㎝の 土塁を廻す。主郭北側下の曲輪には高さ1m程の土塁が廻っており法面内側に石を張り付けている。  東へ延びる尾根には遺構は見当たらない。小字「内尾迫」を中心としてコンパクトに遺構群が展 開する状況である。畝状竪堀群の位置から西への備えの意識が窺える。』     とある。

 

 文献に見つけることができん城跡やし、最近よく三光地区の城跡についてよく聞かれるけん、ちょっと行ってきた。

下深水地区の古城あたりから尾根に上がって、ちょっと行ったら、堀切があった。

 資料にある幅3m程度の堀切 たぶん。

 石を張り付けた土塁 たぶん。   なんでん、ちょっとしたもんが遺構に見えるっちゃ。

 

 東側(深水側)は急傾斜で、他は尾根の一番高い場所周りに堀と土塁、西側に畝状竪堀群がよく見れる。

ちょっと知的好奇心くすぐられるさんぽ。 遺構を見つけたときオッサン興奮して変な声だしよった。知識あったらもっと楽しかろ~。

 

 それにしてもスマホすげぇ~ オレ持ってねぇけん知らんかったけど、航空写真に位置がぴしゃり出よった。これなかったら たぶんたどり着けてね~ちゃ ホント。

 たぶん、航空写真を見よっと思うんやけんど。

 

 

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