読書は私にとっていつも

反面教師のような存在だったように思います


女性として

また一人の人間として

どのような人生を゙歩むのが正しいのか

そういう観点で本を選んできました


例えば

「椿姫」「マノン・レスコー」「女の一生」

「アンナ・カレーニナ」「キュリー夫人」

というようないかにもという本から

「ジャン・クリストフ」「モンテ・クリスト伯」

「大地」「不毛地帯」

という骨太なジャンルも

若い頃はたくさん読みました


10年くらい前から

体調不良で本が読めなくなってから

ミステリーなど

軽く読めるものを読み始めました


そして2020年に「首都感染」を手に取り

立て続けに

クライシスものに手を出していきました

中でも秀逸なのは

「死都日本」

そして

「油断!」


「油断!」は1975年に発刊されました

著者は堺屋太一氏です


内容は

ホルムズ海峡封鎖されたら日本はどうなるのか

というもので

政府視点の話となっています


当時の通産省が油減調査を始め

その結果

日本で石油輸入が平常の3割になれば

200日間で300万人の犠牲者が出る

と調査員の一人が結論付けました


この小説と同じように中東情勢が

危ぶまれている今

再読に値すると思い

また読んでいます


ホルムズ海峡封鎖が現実になったら

一体日本はどうなるのか

ちなみに小説の中の50年前の日本と

現在では状況はあまり変わっていないと思います


来週月曜日

石油とゴールドはどうなるのでしょうかね