こはるは、解散発表がされてから「悔いがない」とみんなに話したし、これは話していないけど、本当はSOLが解散しなくても卒業しようと考えていた。

「私は辞めたくなかったし、発表がされても心の整理がついていなかった」と英莉が生誕ライブで話していた。

えりの話を聞いて改めて思ったのは、3年間ずっと同じ景色を見てきて、ずっと一緒に過ごしてきたメンバー同士でさえ思うことが違うんだから、きっとファンの人は、もっともっとみんなそれぞれいろんな風に思ってるんだろうな、って。

ファンの人全員の気持ちをわかってあげることも、受け止めてあげることも、よもや全員思い通りの結果にすることとか無理あるんだろうけど、せめて、自分のことやSOLのことを好きでいてくれた人達の気持ちは守りたい。そう思ってしまう。

こはるが「悔いがない」と話した時、ファンの人に「こはるは、どんなライブでも悔しい!と言っていて『ライブに完璧やゴールなんてないからずっと悔しくて、でもその分もっと頑張り続けられる!』というようなことを言っていたのに、今は『悔いがない』ってなんで言えるの?本当にもう悔しくないの?こはるは本当は悔しいんじゃないの?」って心配してもらったことがある。

確かにそれは本当にそうだった。デビュー当時思い描いていた解散とは違うし、完璧なライブなんてこの先一生出来ないと思う。だけど、だからこそ、悔しさを遥かに超える"やり切った感"が今のこはるにはある。

こはるは、とにかく後悔するのが怖い。
後になって、あの時もっと頑張っておけば…あの時こうしていれば…って思うのが物凄く嫌い。そう思った時の、自責の念というか、とてつもない自己嫌悪が大嫌い。そんな思いを後からするくらいだったら、今どんなにしんどい思いしたって"後悔しない方"を選択する方がよっぽどマシだ。

自分で自分を振り返った時、少しでも「本当はもうちょい頑張れたんじゃない?」「あれは限界だったのかな」って思ってしまうのが怖い。

だから、こはるは1ミリもそう思わなくて済むようにこの3年間過ごしてきた。
3年間というのは少し嘘だな。最近は皆にもよく言って言ったけど、"いい加減"に出来るよう、手を抜いたり気分転換を覚えるようになった。いつも限界であることが正しいわけでないって気づいた面もある。

少なくとも2年半は、当時のこはるの考えなりに、とにかく限界まで何かをすることが最善だと思ってた。ずっと練習練習練習、ひたすら毎日練習したし、SNSも頑張った。休みの日に1日を振り返った時「もっと出来たんじゃない?」って自分を責める時間が来るのが怖くて、不安で仕方なかった。とにかく限界だって思えるまで何かをやり続けていたし、こはるは歌もダンスもめちゃくちゃ下手だったから、パフォーマンスで戦力になれないならと思って、他に自分に出来ることはないかって毎日考えた。自分なりに後悔しないよう、考えた結果、限界まで頑張るような毎日を過ごしてきたから、自分の今までの活動を振り返った時に、悔いがないと言える。

今では、効率悪かったなって思う面もあるけど、とにかく必死だったんだ。その時の自分の拙い考えなりに、ベストは尽くせていたから、それ以上やりようがなかったと納得できる。だからこそ、悔いがない。

これを話すことで、こはるの「悔いがない」という気持ちに、納得がいってもらえるかなって思って、具体的に説明したかった。(すみません。努力自慢みたいになってしまって)

こうして頑張ってきた日々は、自信になっているし、根拠になっている。だから、自分のSOLへの活動の日々に自信が持てる。自信を持って誰が相手でも「努力してきました!」って言える。恥ずかしいことかもしれないけど、ちょっと誇らしい。 


"努力は報われるか否か"という話題に、何かを頑張ったことがある人は、必ずどこかで衝突したことがあると思う。

完全に持論だけど、努力は自己満だと思う。今まで生きてきて、学校でも部活でもバイト先でも、いろんなところでいろんな人を見てきて「あの人頑張ってないのにずるい…」とか「理不尽だ…」とか思うことが何度も何度もあった。でもそうやって過ごすうちに考え方も変わった。

なんでも簡単に出来ちゃう人なんて山ほどいるけれど、自分がそういう人間ではなかったと分かった場合、それはもうどうにも変えようがなくて、たらればの話をしてても仕方がないし、意味もないって気づいた。

頑張っても上手くいかないのが嫌なら頑張らなきゃいいし、上手くいく可能性を諦めるほうが嫌なら頑張るしかない。どっちかを選ぶしかない。逆にいうとどっちかを選ぶことはできる。

だったら「頑張ってるのに報われない…」って思うのは、なんか違うなって思う様になった。
自分が頑張るって決めたから頑張ってるだけなのに、それがいい結果になるかどうかっていうのは、また別の話なんじゃないかなって。

でも、報われなくても、自己満でも、努力は自信になる。努力した分、必ず自分に身についている何かがあると思う。それはいつでも自分の背中を押してくれる。努力した事実や時間は根拠になる。根拠のある自信は、とても強い!

こはるが、うざいほどに自分で「こはるは頑張ってきた!」って偉そうに言い続けているのは、そうやって自分を鼓舞し続けてるといういうか、本当は自信がない自分に「頑張ったから大丈夫なんだぞ!」って言い聞かせているのかもしれない。

自分は頑張ってきた!と自分で認められる根拠があることが大切だと思った。だから「もっと頑張れば良かった…」とか、「自分は全然…」って気持ちが自分の中に生まれてしまうと、また何もかも上手くいかなくなるって思ったし、こはるはそれが怖かった。だから、自分で自分に「頑張ったな!」って自信持って言えるくらい頑張らないと努力とは言えないし、自信にはならないから、自分でそう思えるくらい頑張ろう!と思って過ごしてきた。本当に自己満だよね。

「他人から認められてはじめて努力」みたいな言葉もあるけれど、別に褒められたり認められたくて努力してるわけじゃないし、そこがゴールじゃないから、当時はその発想が理解出来なかった。今では、そうでもないって思ったりすることもある。それは、続けたから分かったことだけど。

でも、結局は、成功出来るかどうかが大事だなって思う。成功の為には、努力が必要になることが多い。だけど、その途中には絶対に挫けそうになることも沢山あって、それを超えていかないといけなくて、頑張るのも続けるのもしんどい。だから、自分で自分の努力を認めて、それが自信に繋がって、それでまた頑張っていけるなら、それってとってもいい事だと思う。こはるにとっての「努力」ってそんな感じだな。

こはるは、何か根拠がないと「自分に何か出来る」って思えないし、自信も持てないから、その為に努力をしているのかもしれない。
努力が自信になってるのか、自信が欲しい為に努力しようとするのか、どっちかわかんないね。きっとどっちでもいいんだろうけど!

とにかく、そんな感じで自分でこの3年間に納得がいってるから、本当に悔いがない!

もちろん、完璧な3年間だった訳では全くないし、今までたくさん失敗もしたし、もっとこうした方がよかった…とかたくさんある。前も言ったように、ずっと目指してたzeppでのワンマンが叶わなかったのは悔しい。未練がないと言ったら嘘ではない。だけど、それは悔いとは違う。出来ることをやり切って、それでも出来なかったのなら仕方ない。それは、zeppワンマン以外にも、SOLの活動の全部に当てはまってる。やり切ったからこそ、ベストを尽くせたからこそ、叶わなかったことも、悔しかったことも、今では納得出来る自分がいる。


こはるがSOLを辞めようと思った1番の理由は「ここでこはるに出来ることはもうない」って思ったから。正直いうと力不足だなって感じたんだ。

いっぱい頑張ってきた。今の自分が、こはるの精一杯で、だけど、目指してたzeppには届かなかった。それが、こはるの3年間の結果だった!きっと、どんな過ごし方をしたって、今までも今後も後悔とか悔しさとかはあるかもしんないけど、それは生きていれば当然のことだし、やっぱり"やれることをやり切れたかどうか"が大切だと思う!

結局、悔いが残る時って、自分が納得出来なかった時だと思うし、結果が良くても、悔いが残ることだってあるからね。だから、こはるは、こはるの3年間の活動に満足いってる。

これがこはるの全てです。

でも、一つだけ。自分のアイドル活動において悔いは全くないけれど、みんなのことを思い浮かべると、心残りに思ってしまう。きっとどんなに話しても、どんなに一緒にいても、もう満足!とはならないと思うし、人と人だからこそ、みんなとのことだけは、もうやり切った!悔いなし!って満足いくことは一生ないと思う。

みんなは、こんなこはると一緒に沢山夢を見てくれて、こはるの夢を自分の夢のように応援してくれて、本当に本当にありがたすぎる事ばかりだった。

アイドルは、みんなを笑顔にする仕事なのにSOLの解散によりみんなを悲しい気持ちにさせてしまうのは本当に本末転倒で、それは悔しくて、それだけが、正直なところ心残りではある。

だけれど、アイドルは刹那だから、こはるは死ぬまで一生アイドルでいられる訳ではないから。いつかはこういう時がきてしまう。

だからこそ、以前のブログで話したように、みんなの心にこの先も何かを残し続けて輝けるようなアイドルで終わりたい。大好きなSOLを終わりたい。

もちろん、続けることも大切だし、好きなアイドルが存在し続けることが1番良いという大前提はあるけれど、それでも必ず"終わり"というものは、アイドルだけでなく何にでもあるものだから。だからこそ、終わりが来ても、なお、心に残り続ける、みんなを笑顔に出来るアイドルでいることの方が、大切だと思ったりもする。
それが、こはるの今の選択でもある。

みんなにとって、こはるはそうでありたいとずっと思って活動してきた。こはるの性格上、みんなとのお別れの時、後悔したくないから、こっそりいろんな種をたくさん撒いてきた。いつかみんながそれに気付いたり、思い出したり、拾ったりしてくれれば嬉しいなと思うし、そうやってこれからもみんなの人生を彩りたい。みんなのことをずっと応援しているし、ずっと味方でいる。みんなと出会えたことは、本当にこはるの宝物。

時間は進んでいくし、止められないけど、だからこそ思い出は増えていくし、続けてきたからこそ、今ではデビュー当時の思い出を懐かしく思ったり、泣いたり笑ったりできる。出会った時期はみんな違っても、きっと出会った日より、今日の方が幸せも嬉しかったことも増えていると思う。それは、時間が進んでくれているからだよね。時間が止まって欲しいと思うこともあるけれど、時間が止まっていたら幸せは増えていかないし、あと少しでも多くこはるは、 みんなと思い出を増やしたいと思うよ。

残り時間とかじゃなく、普通に2/26まで、こはるとみんなのいつも通りの楽しい日常が続き、2/26には今日より少しでも多くの幸せと思い出が増えていたらいいなって思う。

みんなのことが本当に大好き!最後までよろしくね。

凄く長くなってごめん。だけど、いつでもこんなこはるに向き合い、応援してくれたみんなに、こはるの3年間を受け取って欲しかったから、ありのままに文章にしたよ。

読んでくれて、ありがとうございました。