大京は16日、新築マンションの電気代を削減する新サービスを始めると発表した。

屋上に太陽光発電設備を設置。

電力会社に全量を売電し、その収入を還元する形で各戸の電気料金を引き下げる。

1棟分の電力を割安に調達する一括受電なども採用。

第1弾の東京都東村山市の物件では全体で27%減らせる見通しだ。

省エネに関心の高い消費者の需要を取り込む。


新サービスはオリックス電力(東京・港)と連携して展開。

太陽光による年間発電量は1万9000kw時と見込む。

オリックス電力が電力会社に売電する。これで各戸の電気料金を12%減らせる見通しだ。


このほか、電力会社から割安な高圧電力をまとめて購入し、低圧電力に変えて供給する

一括受援と、省エネを促す家庭用エネルギー管理システム(HEMS)も導入する。


東村山市の物件「ライオンズ久米川駅前」総戸58戸で3月下旬から売り出す。

太陽光発電設備の設置費用はコスト削減で吸収し、マンション価格には転嫁しないという。

大京は新サービスを今後も積極的に採用していく方針だ。


(記事参考:日経産業新聞 1/17)