自然の風や光で省エネ---。

大京は27日、自然の風や光を室内に取り入れ省エネにつなげる「パッシブデザイン」の

分譲マンションを横浜市内で開発すると発表した。

9000平方メートル弱の敷地の3割を緑化して風の流れをつくる。

玄関ドアや換気口も工夫し、室内に風を取り入れやすくした。

夏場のエアコンによる消費電力を3割減らせる見込みだ。


近鉄不動産と共同で横浜の住宅地、港北ニュータウンに建設する。

2015年8月に完成予定。

価格は70平方メートルの住宅で4000万円弱で、12月中旬から売り出す。


敷地内に設ける大規模なビオトープ(生物生息空間)や小川の周辺の気温が下がり、風の流れを作る。

玄関や室内に換気機能付きドアを採用し、夏場の室温を最大5度弱下げられるという。


太陽光発電装置で発電した電力を蓄電池にためて、井戸水をくみ上げるポンプを動かす。

ビオトープや植木に必要な電力と水をすべてまかなえる見通し。


入居者が支払う管理費も通常より2割程度抑えられるという。


(記事参考:日経産業新聞 11/28)