和傘製造・販売の日吉屋(京都市、西堀耕太郎社長)は豊田通商と連携し、竹の骨組みに

サトウキビ由来のバイオプラスチックの記事を張った傘を開発した。

生物資源(バイオマス)を使っているため、ビニール傘などより環境負荷が小さいという。

和傘と洋傘の双方の特徴を併せ持つ「第3の傘」として売り込む。


まず2月中に和傘の構造を取り入れた「ryoten(りょうてん)」を発売する。

柄の部分をアルミ製にし、コンパクトに折り畳めるようにした。

バイオプラに不織布を張り合わせて高級感を出す。

価格は1万5000円程度で、百貨店などでの取扱を目指す。

今秋をめどに、洋傘に近い形の「Bamboo(バンブー)」を追加する。

竹の質感を生かしたデザインで、価格は8000円程度を想定する。


和紙を張った一般の和傘は雨の日に使いにくいのが課題だった。

新製品は豊田通商が調達したバイオプラスチックを採用し、洋傘のような感覚で使える。


(記事参考:日本経済新聞 2/4)