日用品卸最大手のPaltacは12月、愛知県と岐阜県にある2つの物流拠点を集約し、

東海・中部での配送にかかわるエネルギーを削減する。

配送ルートの効率化により軽油換算で従来比4%を削減。

さらに商品の出し入れの自動化なので電動フォークリフトの利用を減らす。

倉庫全体の電力使用量を10%減らせる。

取引先の環境への関心の高まりに対応するためにも省エネを推進する。


新しい物流拠点「RDC中部」を約70億円を投じて愛知県春日井市に建設中で、

12月に稼働させる。

敷地面積は約3万2000平方メートル、敷地の延べ床面積は約4万6000平方メートル。

出荷能力は既存2拠点の合計より5割高まる。


メーカーが出荷したシャンプーや歯ブラシ、整髪料など日用品や化粧品を受け取って

保管・仕分けし、愛知、岐阜、静岡を中心に東海・中部地域のドラッグストアなどに

配送する拠点となる。


現在の物流拠点は愛知県日進市のRDC東海と岐阜県輪之内町のRDC岐阜に分かれている。

各RDC7が取引先企業ごとに契約しており、岐阜県地盤のドラッグストアが愛知県に出荷したり、

逆に愛知県の拠点から岐阜県に出荷したりする例もある。


近年はドラッグストアが出店攻勢を強めるなか、同じ方面だが、店舗の運営主体が異なるため、

愛知と岐阜からトラックで届けるという無駄もあった。

物流施設を集約しIT(情報技術)も使って、企業別ではなく方面別に配送コースを設定。

効率的なルートで運び、燃料使用を抑えられるようになる。


倉庫自体の省エネも進める。

トラックから商品を載せたパレット(台)単位で荷物をそのまま収納できるパレット自動倉庫や、

段ボール1箱ずつ出せるケース自動倉庫など最新設備を導入する。

既存の2拠点はいずれも開設から10年超たった古い施設で、こうした自動倉庫がない。


このため電動フォークリフトを使って全ての商品を倉庫から出し入れしており、

電力使用量が多かった。

自動倉庫の導入で倉庫全体で10%の節電効果を見込む。


同社は首都圏では横浜に最新の大型倉庫を持ち省エネを実現しているが、

他の地域でも物流に伴う電力や燃料の仕様を減らすことが、コスト低減だけでなく、

日用品メーカーやドラッグストアからの評価を高めると考えている。


(記事参考:日経産業新聞 7/6)