不二サッシは住宅向け建材の需要開拓へ省エネ型商品の販売体制を強化します。
需要期が異なる雨戸や内窓をまとめて売り込む手法を導入する一方、
取引先の販売代理店やホームセンターを増やします。
東日本大震災を機に高まった消費者の節電意識を背景に、省エネ効果などを訴え、
2011何3月期に約101億円だった住宅建材事業の売上高を14年3月期には、
120億円まで引き上げる考えです。
同社は羽根が開閉して室内に入る太陽光や風を調整できる雨戸「エコアマド」、
窓の内側に取り付けて熱の流出入を抑える内窓「インプラードU]などを
省エネ建材として住宅向けに展開しています。
ただ雨戸は夏季に、内窓は冬季に需要が増える傾向があるなど、需要期にズレがあり、
安定した生産、供給が課題となっていました。
このため10月から工務店やホームセンター向けに、雨戸と内窓に風呂場などに使う
面格子の3品を一括して売り込みます。
原子力発電所の稼働状況次第では来夏も節電が求められる可能性があることを踏まえ、
消費者に通年でエアコンの消費電力量を減らす省エネ効果に加え、
一括購入により施工費も抑制できる利点を訴えます。
販売手法の刷新に加え販路拡大にも取り組みます。
工務店やハウスメーカー向けの販売代理店を3社から14年3月までに6社程度増やします。
一般消費者向けの窓口となるホームセンターの取引先もコーナン商事やLIXILビバなど
7社から3年以内に10社以上にする方針。
四国、中国地方の販売体制も暑くします。
これら施策を通じてエコアマドなど「エコシリーズ」の売上高を前期の4億7000万円から
14年3月期には約10億円に増やします。
内窓「インプラードU」の売上高も前期の1億円強から5億円に引き上げます。
同社の11年3月期の売上高896億円のうち、住宅建材事業は約101億円と
全体の2割弱にとどまります。
主力のビル建材授業は約538億円と全体の6割強を占めるが、
長引く景気低迷で頭打ちが続いています。
このため節電、省エネ意識の高まりに加え住宅エコポイント制度の復活などにより
今後も伸びが期待できる住宅建材事業の強化に取り組みます。
(記事参考 日経産業新聞 9/29)