日本特殊塗料は太陽熱を遮断する屋根用塗料など省エネルギー対応塗料の販売拡大に乗り出します。
事業者に省エネ対策の報告を義務づける改正エネルギー法が4月に施行されたのを機に、
新たな顧客層の開拓に注力。
品揃えを増やす他、営業人員も増強し、2010年度の売上高を15億円と、
前年度の1.5倍に引き上げる計画。
同社が手掛けるのは特殊な顔料やセラミックを配合することで赤外線を反射して、
太陽熱の吸収を防ぐ屋根塗料など。
塗るだけで室温の上昇を抑え、エアコンの稼働量を減らせるといいます。
従来は主に屋根の面積が広い工場などに販売してきました。
ただ、事業者に年平均1%のエネルギー消費量の削減を求める改正省エネ法では、
新たにコンビニエンスストアやホテル、病院などが対象になる見込みです。
このため、従来取引のなかったこれらの業界にも商機が広がると判断しました。
製品面では、赤外線や紫外線を通さないガラス向け新塗料を開発、投入しました。
新製品は乾くまでの時間が従来品より長く、大きい面積でもきれいにぬれるのが特長です。
内側から塗れるため、大掛かりな工事をしなくても施工できる利点を訴え、
窓の多いオフィスビルやホテルなどの需要を開拓します。
営業面では、初めて本社に専任の営業担当者を2~3人配置。
全国の6営業所のスタッフにも改正省エネ法や省エネ塗料の研修を行うなど体制を強化しました。
省エネ型塗料だけを集めたパンフレットも作製。
コンビニやホテルなど幅広い業種に送付して潜在需要を掘り起こします。
数年後には省エネ型塗料の売上を20億円に増やしたい考えです。
(記事参考:日経産業新聞 6/29)