衣料・雑貨専門店「無印良品」を展開する良品計画は、自社商品のリサイクルを拡大します。
ナイロン製雑貨に続き、2月から塩化ビニール製手帳カバーを回収・再資源化します。
30日から1ヶ月間は大型クッションでも試験的にリサイクルを実施、環境に配慮した企業姿勢をアピールします。

手帳カバーは店頭で回収し、生産委託しているメーカーに売却して床材などに加工。
2009年版手帳では、販売数量の5%にあたる7500冊の回収を見込んでいます。
発泡スチロール製ビーズを布で包んだ大型クッション「体にフィットするソファ」は
顧客の自宅から良品計画が配送料1000円で回収し、生産委託先のメーカーに売却。
ビーズを発泡スチロール製の緩衝材などにします。
同クッションは年間販売数が10万点に上る人気商品。
耐用年数が2-3年と短く買い換える人が多いため、継続的なリサイクル需要が見込めます。
回収する手帳カバー、クッションともに無印良品のペン(1本100円)と交換。
良品計画は昨年10月に東レと組み、ナイロン製雑貨のリサイクルを始めています。

(記事参考:日本経済新聞 1/15)


ナイロン製雑貨のリサイクル
店頭で回収したナイロン製買い物バッグなどを、東レが再びナイロン原料に戻し、無印の商品に再加工。
リサイクルの対象はバッグやポーチ、衣類など東レの合成繊維「ナイロン6」を使用している全8品目。