中古オフィス用品販売のオフィスバスターズ(東京・千代田区)は、中古業務用家具のCO2排出量を
測定するサービスを11月から始めます。
大学発ベンチャーと協力し、中古品を買うことが新品に比べ、どれだけCO2を減らせるか数値化し、
見積時に顧客に提示します。
企業の社会的責任(CSR)を重視する企業にアピールし、収益拡大を目指します。
新品は、机やロッカー、イスなど代表的な15種類の新品オフィス家具を鉄や木材などの部材ごとに分解し、
それぞれの部品の生産・組立て・輸送で発生すると想定されるCO2排出量を算出。
中古品は、配達などの輸送時に活性縷々CO2排出量を出します。
新品から中古品のCO2排出量を差し引いた値を、商談時の見積書に表示するので、その場で
新品に比べて中古品を購入した方がエコが一目瞭然です。
CO2の排出量の算出は早稲田大学発ベンチャーの早稲田環境研究所が手掛けます。
排出量は現在算定中だが、重さ15kg程度の鉄製の平机の場合は、CO2排出量は20~30kgの見込みで、
中古品だとその10%以下と推測しています。
同研究所ではすでに中古自動車部品のCO2排出量を算出する「グリーンポイントシステム」を開発しており、
そのノウハウを活用します。
今春以降、オカムラやコクヨなどオフィス家具大手が相次ぎ値上げに踏み切っており、
価格が新品に比べて7割程度安い中古オフィス家具市場は、改めて注目されています。
(記事参考:日経MJ 10/6)