地球温暖化対策の有効的な手段として注目を集めるCCS(=CO2の地下貯留)とは・・・?
正式には Cabon dioxide Capture and Storage といい、
発電所や製鉄所、工場などから排出される大量のCO2を分離・回収し、地中や海底に閉じ込める技術。
この技術により排出量を事実上ゼロが可能になります。
この技術を2011年度をメドに日本国内で実用化する計画です。
政府は電力会社や石油会社などと共同で、国内の火力発電所が排出するCO2を、CCSを実現するための
大規模な実験に乗り出し、29企業の出資会社で調査を開始します。
具体的には、電力10社が出資するクリーンコールパワー研究所の福島県いわき市の石炭火力発電所から出る
CO2を分離・回収し、パイプラインで約70km離れた沖合いの天然ガス田跡に注入し、閉じ込める案が有力。
この発電所の発電能力は25万kWで、CO2を年間約2000万t貯留可能といいます。
実用化までの総事業費は500億円前後の予定で、政府が大部分を負担する見通しです。
日本の発電量の約1/4を占める石炭火力発電は、中小規模の水力発電の80倍、天然ガス火力発電の
1.5倍以上のCo2を排出。その排出量を実質ゼロにできるCCSの効果は大きいとみられています。
日本の地中や海底をフル活用すれば、理論的には最大約1500億tの貯留が可能で、
これは日本の排出量の100年分以上に当る計算です。
現在の技術ではCO2の回収に1t当り、4200円の費用がかかり、これをほぼ半分に減らさないと
採算がとれないといわれています。
またCO2を長期間にわたって地中に封じ込められるか、地中のCO2が環境に与える影響などについても
検証が必要です。
(記事参考:日本経済新聞 8/19 1面)
たしかに素晴らしい技術で、
長期目標で、CO2排出量を現在の60~80%削減を掲げている日本にとっては、
実用化に大きな期待がよせられるのもわかりますが・・・
でも地球は誰のもの?
空にまき散らした次は、地に埋めちゃうの・・・?
大量生産・大量消費・大量廃棄の時代の中で、
私たちは、大量なゴミを燃やしたり、埋め立てたりしてきました。
それが限界に来ていることは、誰もが知っています。
次は、CO2も埋めちゃうの・・・?
同じことを繰り返さないで!
100年後地球上に生物がいなくなってしまわないように、
環境への影響をよく検証していただきたいと、切に願います。
夏の暑い日差しの中、風に揺れる庭の木々を見ながら、
100年後も同じ風景が存在しますように・・・
そんなことを考えました。
by Sol-kun
正式には Cabon dioxide Capture and Storage といい、
発電所や製鉄所、工場などから排出される大量のCO2を分離・回収し、地中や海底に閉じ込める技術。
この技術により排出量を事実上ゼロが可能になります。
この技術を2011年度をメドに日本国内で実用化する計画です。
政府は電力会社や石油会社などと共同で、国内の火力発電所が排出するCO2を、CCSを実現するための
大規模な実験に乗り出し、29企業の出資会社で調査を開始します。
具体的には、電力10社が出資するクリーンコールパワー研究所の福島県いわき市の石炭火力発電所から出る
CO2を分離・回収し、パイプラインで約70km離れた沖合いの天然ガス田跡に注入し、閉じ込める案が有力。
この発電所の発電能力は25万kWで、CO2を年間約2000万t貯留可能といいます。
実用化までの総事業費は500億円前後の予定で、政府が大部分を負担する見通しです。
日本の発電量の約1/4を占める石炭火力発電は、中小規模の水力発電の80倍、天然ガス火力発電の
1.5倍以上のCo2を排出。その排出量を実質ゼロにできるCCSの効果は大きいとみられています。
日本の地中や海底をフル活用すれば、理論的には最大約1500億tの貯留が可能で、
これは日本の排出量の100年分以上に当る計算です。
現在の技術ではCO2の回収に1t当り、4200円の費用がかかり、これをほぼ半分に減らさないと
採算がとれないといわれています。
またCO2を長期間にわたって地中に封じ込められるか、地中のCO2が環境に与える影響などについても
検証が必要です。
(記事参考:日本経済新聞 8/19 1面)
たしかに素晴らしい技術で、
長期目標で、CO2排出量を現在の60~80%削減を掲げている日本にとっては、
実用化に大きな期待がよせられるのもわかりますが・・・
でも地球は誰のもの?
空にまき散らした次は、地に埋めちゃうの・・・?
大量生産・大量消費・大量廃棄の時代の中で、
私たちは、大量なゴミを燃やしたり、埋め立てたりしてきました。
それが限界に来ていることは、誰もが知っています。
次は、CO2も埋めちゃうの・・・?
同じことを繰り返さないで!
100年後地球上に生物がいなくなってしまわないように、
環境への影響をよく検証していただきたいと、切に願います。
夏の暑い日差しの中、風に揺れる庭の木々を見ながら、
100年後も同じ風景が存在しますように・・・
そんなことを考えました。
by Sol-kun